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自己啓発が成功しない10の理由

「タイムマネジメント」が成功しない理由


今あるものを効率よく行う優先順位

タイムマネジメントは様々な人が色々な方法を唱えていますが、そのほとんど全てが「効率化すること」に注目しています。
その中でも最もシンプルで、また多くの人が重視しているのが優先順位です。

優先順位は行わなくてはならない仕事を、重要度で分けて順番をつけ、リストの上から行っていくという方法です。
フランクリン手帳などのシステム手帳もこの方式を採用しています。

もちろん整理ができない人にとっては、ある一定の成果を生み出します。
以前よりもうまくできるようになります。

ただ、この方法では現状が変わりません。

今ある仕事や行うべきことの内容が変わるわけではありません。
ということは、効率化されればされるほど、「今の仕事が求める成果」「今の知識の範囲でできる成果」が増えるということになります。

「自分が本当に得るべき成果」は効率とは別のところにあります。
優先順位を駆使しても「本当に得るべき成果」を手にすることはできないということです。


 

目標設定を分割するスケジューリングがうまく働かないワケ

自己啓発が教えるタイムマネジメントには、目標を分割することでスケジューリングする方法もあります。
1年後のあるべき姿から逆算して、半年後の姿、3ヵ月後の姿、1ヵ月後の姿と分割していきます。
そして1週間、明後日、明日と細分化することで、1年後の結果に至るために行うべき行動を決めて、明日、明後日のスケジュールとします。

この方法はとても合理的な方法に見えます。
しかし果たして本当に、そう思い通りにスケジュールが進行するでしょうか?

うまく行くことがないわけではありません。
たとえば明日のスケジュール、明後日のスケジュールがうまく行く可能性が高いですし、単純作業の継続は創造性の高い仕事よりもうまくできるでしょう。

しかし、誤差の積み重ねは変化を生み出します。
複雑系の科学ではアマゾンの蝶が羽ばたく位置が数ミリ移動しただけで、アリゾナのハリケーンの進路が変わることがあるとしています。

目標を分割するスケジューリングがうまく働かないのは、最初に縛りを作ることで精神的に安心してしまうからです。
誤差が生み出す将来の変化を無視し、スケジュールどおり忠実に行えば行うほどに無理が生まれてしまいます。


 

休息は体が求める

体のメカニズムの話になります。
一見タイムマネジメントには関係ないですが、実はこれがおおありなのです。

多くの人は休日を決められた日に取ります。
タイムマネジメントがうまい人は、休息もシステムの中に組み込みます。
食事の時間も睡眠の時間もコントロールします。

しかし実際には、体は休みたいときに休むサインを出し、空腹になるとお腹を鳴らし、眠たくなるとまぶたを閉じようとします。
自然現象として考えてみると当たり前のことです。

それをタイムマネジメントは、体中心ではなく、時間中心で支配下に置こうとします。
きちんとタイムマネジメントをしている経営者や芸能人ほど、肌が荒れたり偏頭痛を抱えていたり、見るからにストレスに悩まされている、ということを見たことがありませんか?

そのような体や精神が、成果を導くのだとは言えません。


 

時間の感じ方は人によって異なる

そう言ったのは物理学者アインシュタインです。
相対性理論を発見した後、メディアに向かって発信しています。
物理的にもそうですが、精神的な話としても使われます。
好きな人といる時間と嫌いな人といる時間の心理的な差です。

タイムマネジメントによる時間の縛りは、人によってどの程度管理した方がいいかということが異なります。
手帳のつけ方などスキル中心ではなく、自分らしいあるべき姿(ありたい姿ではない)に役立てるためにうまく利用すれば、タイムマネジメントは力を発揮するでしょう。

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