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自己啓発が成功しない10の理由

「自己啓発」が成功しない理由


自己啓発という考え方そのものがうまく行かないワケ

最後に自己啓発がどうしてうまく行かないのか、という理由をまとめて書いてみたいと思います。

既に書いたように、「BAD→GOODはプラスマイナス・ゼロ」しか生み出さないことや、「亜流が出てくるほどストレスを生み、疲れる」こと、「自己啓発を売る人だけが成功するという事実」をご紹介しました。

ここでは、これまでに書いた9項目の共通点も含めて、もう少し細分化して考えてみることにします。


 

自己啓発は外の世界からはじまる

自己啓発が言う「成功」とは、ほとんどの場合ビジネス上の成功です。
辞書にもそのように定義されています。
それは自分の内側にあるものや、内側から生まれるものではなく、最初から外の世界にあるものです。

たとえばお金、物質を得るということがあります。
お金や物質を得るためには、まず稼ぎ出さなくてはなりません。
そのために必要なスキルも身につけなくてはなりません。
そのために間違った考え方を修正しなくてはなりません。

しかし考えてみてください。そこまでして「お金」「物質」は自分にとって必要でしょうか。
この答えに強い「YES」を(無意識から)示すことができる人だけが、自己啓発をうまく取り入れ成功することができるのです。

私たちの体は、私たちにサインを出しています。
スキル習得や考え方の変更を「それは自分らしくない」として否定することがあります。
それでも気がつかない場合は何とか失敗させようとします。
たとえば大事な商談の前に風邪を引く、などということが実際にあります。

つまり、自己啓発が求める成果を「必要としていない人」(それを意識で知っているか知らないかは関係ない)は、自己啓発によって成果を得ることはないのです。


 

「成功」は決して「幸せ」ではない

自己啓発を行っている多くの人を観察してきて言えることは、彼らのほとんどは成功を望んでいないということです。
と言えば、彼らのほとんどに大きな反対をされることでしょう。

しかし、実際に彼らが望んでいるのは、第1に「辛い現状からの脱却」で、第2に「少しでも幸せになりたい」という願いです。

「成功」にはある程度定義があります。
たとえば金持ちは成功者とされることが多くあります。
しかし「幸せ」は、個人によって全く異なります。
基準が違えば、幸せだと感じる状態も、強度も異なります。
脳が人によって異なるため、ドーパミンをいつ分泌するか、どのくらい継続するのかということが異なるからです。

幸せは人によって全く異なりますが、自己啓発の考え方は画一的です。
なぜなら自己啓発は基準ある「成功」に向かっての考え方であり、そして何より「幸せ」という内側の世界に焦点を当てるのではなく、外の世界にある成果を中心にするからです。

外の世界にある「成果」を得ようとすれば、その方法論は「効率」を求めるようになります。
「効率」は「うまくできるようにすること」で、「うまくできるようにするために」スキルを身につけ、考え方を修正するわけです。

ここでまた話が戻りますが、内側の世界にある「幸せ」を得るために、この「スキルを身につけ、考え方を修正する」という方法が役に立つとは言えないことがお分かりいただけるでしょうか。

これは心理学を取り入れた第3世代の自己啓発も同様です。
成果は相変わらず「外」にあり、それを得るスキルに「内面」の考え方が加わっただけだからです。


 

自己啓発が根本的に成功を生み出さない根本的な原因は、「外の世界の成果と、自分の中にある幸せが一致しない」からです。

自己を啓発するためには、まず自己が何なのか、どんななのかをよく知ることからはじめるといいでしょう。
自己をよく理解できたら、それに適した啓発の方法を取り入れると、自分が本当に望む成果を手にする手助けになります。

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