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大人について

お金を出す大人、は偉い?


僕の知り合いに、幼児や障害児の教育を
している人がいます。
とてもいい人なので、また別の機会に紹介します。その人は、たまに
孤児院(の孤児)と
寄付金を出してくれる会社や個人の人とを
結びつけることをしています。

お金持ちの人が、
孤児院の子たちを夏休みや冬休みに
遊園地、映画館などに連れていくんです。

これって、とてもすばらしいこと・・・・でしょうか??


 

楽しいことがあるのはいいことです。

でも、こういうことが起こっています。

夏休みや冬休みになると、
孤児院のスケジュールは、
そういったイベントで埋まってしまいます。
明日は映画、あさっては遊園地・・・・。

これって、どうなんでしょう?

 


 

大人(の金持ち)に、

「俺はかわいそうな人たちの役に立っているんだよ」

という気持ちはないでしょうか?

僕はあると思います。

そして、
それを受ける孤児院の子は
「おまえ、かわいそうなヤツだから、遊園地にタダで連れてってやるよ。だってかわいそうだから」
と言われて、本当にうれしいと思えるでしょうか?

そういう大人を見分けてほしいんです。

そして、これから自分も大人になって行くにつれて、
そういう大人の
自己満足や、同情、哀れみを否定してほしいと思います。

お金を出すだけではなくて、
遊園地に一緒に行く人もいると思います。
そういう人が、本当に孤児のことを思っているとは限りません。
自分が満足したいだけの人もたくさんいます。

よくよく見るようにしてください。

 


 

大人はみんなが汚いわけではありません。

遊園地や映画は行っても構いません。

けれども、

自分は不幸なんだから恵んでくれて当然とか、
金を出してくれるからいい人とか、

そういうことを
当たり前だとしてはいけないということです。

自分で判断をして、
自分で好き嫌いをしっかり考えて
自分でこれは本当にいいことか、悪いことかを
考えなくてはなりません。

それが、ニセモノではない
本当のすばらしい大人になって行くことなのです。

 


 

最近見たテレビで、
子供の頃に母親に虐待を受けていた男の人が出ていました。

今は、貧乏な生活をしているけども
「同じような目に遭っている子どもの力になりたい」
といって、資格を取る勉強をしています。
彼には、夢があります。

そして、人の役に立ちたいという気持ちがありました。

お金をバーンと出すことで「俺は偉い」と思っている人。
本当に人の役に立ちたいと思っている人。
どちらの人間になりたいですか??
どちらの人を信用できますか?

お金を出す人は、
それはそれで大切です。
気持ちだけでは、解決しないことはたくさんあります。

お金があって気持ちがない人は、利用すればいいんです。
気持ちがあってお金がない人は、気持ちを見習えばいいのです。

そうやって、いろいろな大人を
よく理解していくことは、
実は孤児や虐待を受けた子にとって、
とても大切なことなのです。

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