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イノベーション

イノベーション14~自己組織的なイノベーション

偶然のイノベーション
創発のイノベーション
自己組織化のイノベーションは全て
受動的にイノベーションが起こる。
受動的に起こるものに注目して採用していく。

偶然と創発が完全受動であるのに対して
自己組織化は「自動」になる。

人は個人と集団で考えることや心理が変わる。
集団になるとその集団が
あたかもひとりの人として振る舞う動きをする。

その集団が例えば攻撃を受けるとか
何かを目指すとかしたとき
誰も事前に示し合わせていないのに
リーダーが指示するわけでもないのに
うまくお互いが互助作業を行いながら
ひとつの問題や課題に取り組むことがある。

さらに

そういう集団が自然派生的にできることがある。
人為的に満遍なく、平均化するように配置した物事であっても
必ずある何かの基準で偏るようにできている。

例えば黒人と白人を満遍なく配置して
コミュニティがどうなるか?を調査した実験があり
やはり白人と黒人のコミュニティが
誰も示し合わせていないのにはっきりと分かれていくとか、

どの都市も河川脇に発達しているものだが
その河川が南に流れていようが、北に流れていようが
東西の土地ら向きだろうが、
高級住宅街は西に、工業地帯は東にという配置が
世界のほとんどの都市で見られるとか。
(名古屋は稀に見る逆)

こういうのが自己組織的な働き、動きになるが
その中にイノベーティブな自動の動きが生まれることがある。

そこに注目して、
作為的、意識的にその行為を再現して取り入れる。
これが自己組織的イノベーションになる。

日常生活で、組織的な活動で、会社で、親戚で、
何が自動的に、勝手に起こっているか
今自分が属している何かのコミュニティが
なぜ関わる人の人数が増えているのか?ということに
注目して記録する。

その中で一般化、汎用化できそうなものをピックアップし
イノベーションとして採用する。
偶然や創発と同じで
人の目から見るとやはり偶発的に発生するものを使う。

人の周りで起こっていることは、
能動よりも圧倒的に受動の方が多い。

偶然、創発、自己組織化の3つを使いこなせるようになり、
発想や創造性に頼らないのが真のイノベーターだといえる。

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