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イノベーション

イノベーション25~イノベーターの条件「確信」


■確率のない世界で確率が高いもの

イノベーションは感覚的であって体系的ではないと書いた。
全く体系がないわけではないが、
土台構築や成功、幸せなどの物事に比べるとかなり安定していない。

感覚的でかつ、
新しければいいわけではなく世界か卓越か技術に影響を及ぼす必要がある。
斬新で素晴らしいものが採用されるとは限らず
偶然にもかなり左右される。
これが確実だ!と呼べるものはイノベーションの世界にはない。

この確率のない世界で何を軸にして進めればいいのか?
それが確信になる。
確信は人の中にある「知っている」という感覚を伴う確実なもので
これまで見たこともなければ聞いたこともない、
経験したことも、知っているはずもない、だが
【なぜだかわからないが必ずそうだと言える】ものが確信になる。

確信が唯一、確率のない世界で確率が高いものとして有効に働く。

ちなみに、直感とは種類が違う。
直感は「わかる」という感覚を伴うもので
確信の「知っている」という感覚と違うのは

「わかる」のは、これまで知らなかった「でも今わかった」ということで
「知ってる」のはこれまでもずっとそれを知っていた、ということになる。

■なぜ興味を示すか、なぜその記憶が強くあるか

確信を探るには、過去これまでに
「自分が興味を示してきたも」のと
「強く記憶に残っているもの」を探る。

なぜ教えられてもいないのに、
なぜ頼まれてもいないのに
なぜ強要されてもいないのに

「それ」に興味を示したのか

なぜ反復されていないのに、
なぜ重要性を説かれたわけでもないのに

「それ」を記憶しているのか。

(たとえ記憶が書き換えによって強化されているとしても)
興味と記憶はなぜか自分の注意を引いてきている。
注意を引き、強い関心を「持たざるを得ない」よう
確信が働いていると考えられる。

自分の中に何か確固たるものがあるから注意を引き関心を払う。
その証拠に、同じシチュエーションでも
他の人は自分のようには興味を持たず記憶も維持しない。

この方法で自分の中に眠る確信の方向を知ることができる。

■「思い出せ?」と質問する習慣を持つ

興味や記憶ほどではなくても、単発的に確信があるものもある。
誰かと誰かが何かの話をしている。
どちらもそれを経験したことがないので答えが出ない。
自分も経験したことがない。
だがなぜか「それは○○だ」と答えが出る。

その○○は、自分にとっては
そうなるべくしてなっているようにしか思えない。
他の理由はない。

何か疑問や課題が目の前に出たとき
もし仮に自分がその経験を既にしているとして
解決法や答えを「思い出せ」と質問する。
脳を「思い出す」モードで使い、答えがあるかどうかを探る。

答えがあればそれが確信になる。

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