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イノベーション

イノベーション26~イノベーターの条件「未来の創造」

■ビジョン

通常言われているビジョンはネガティブビジョンである。
欲求や希望を、手に入らない過去の鬱憤を
未来絵図にすることで、イメージできた気になっているだけである。

ビジョンは、確定した未来として作る。
人は誰でも直近の未来の方が予測しやすい。
1分後のことはほぼ誰でも正確に予期できる。
この正確な時間の範囲を1分から5分、10分、1時間、
半日、1日、3日、1週間と伸ばす。

確定していることをベースに予測が可能な範囲がある。
人によってそのジャンルが違う。
苦手なものほど精度が落ち時間が短い。
得意なものは高精度で時間が長く持てる。

この時間が長く持てる、高精度なものがビジョンとなる。
ビジョンはただのイメージではなく
イメージを現実化させるのでもなく
確定しているつまらない物事をイメージに変換するだけの作業になる。

この意味でビジョンは「確定した未来」でありイノベーションではない。

■未来の創造

未来の創造はこのビジョンを使う方法と、
イノベーションによって生み出す方法がある。

確実に生み出せなければ創造したことにはならない。

何度かに一度あたるだけならただのマグレになる。

イノベーションによる未来創造は選別眼と確信を使う。
選別眼はイレギュラーではあるが、確実にイノベーション
できるものを扱い、
確信は確実ではあるが、実現したことがない物事を扱う。
どちらにも一長一短がある。

選別眼の働く得意分野の中で確信があるものから行動する。
これがイノベーションを成立させる確率が最も高い。
イノベーターというのはこの方法を繰り返す人のことである。
実につまらない。

エジソンの電球のフィラメントの発明は
この両方を満たしていたのだと思うが
それでも素材の適合に12000 回ぐらいかかっている。

(ちなみに、この逸話をして「できるまで諦めない」と言う人がいるが問題外
選別眼も確信も、ましてビジョンもなく諦めずやっても成功する日はやってこない)

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