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イノベーション

イノベーション31~付則「同時並行」


イノベーションを考える上での直観的思考。
書き留めておきますの意味で付則。

同時並行世界という考え方がある。
物理学の世界でもスピリチュアルの世界でも言われていることで
近年ではマンガでもよく題材にされるし
考え方は多くの人に定着しているのではないかと思う。

ところが。
少なくとも現時点ではそれがあるかどうかは全くわからない。

仮にあるとしても、
無限の枝分かれ世界(宇宙)が存在し続けるのが
パラレルワールドと決まったわけではない。

例えばある考え方によると
いくつもの可能性があるのは未来だが
(過去は少なくともこの世界では一通り)
まだ現れていない未来の無数の可能性は
今(未来から見ると過去)この時点の選択によって
【未来が書き変わる】【上書きされる】という見方もある。

ひとつひとつの様々な選択が
未来を決定づけていく。
無数の宇宙はひとつの世界として収束する…
というような考え方もある。

この考え方だとパラレルは未来にしか存在せず
既に確定してきた過去の流れの中の、
さらに限定された物事を
選択によって絞り出現させるのが現実、
ということになる。

パラレルワールドがもしそういうものなのであれば
同時並行世界は未来に無数にあるが
「現在」という切り口では存在しない、ということになる。

つまり言いたいことは
同時並行世界が何か?を考えるときに
今定着しているのとは別の考え方もできる、ということ。
それで、だ。
物理や次元を扱うパラレルワールドはともかく
「今現在」同時並行的に存在している世界があるとしたら
それはどんなものか?と考えてみる。

意外に簡単に答えが出る。

近年の小学校の中にはヨーロッパ的な
教室と廊下の間に壁がなくオープンで
隣の教室との間にだけ仕切り壁がある…
というようなスタイルのものがある。

教室と教室を、簡単に行き来できる。
こちらの教室では国語を
隣の教室では算数の授業を行っている場合、
同じ学校に存在していながら
「場所を表す位置は微妙にズレており」
「こちらの世界の参加メンバーとあちらの世界のメンバーは異なり」
「こちらの世界で起こっている物事(国語)と
あちらの世界で起こっていること(算数)はことなる」

現実的にパラレルワールドが生み出されている。
同じようなところに全く別の世界が出現している。

通常の学校…教室と廊下に仕切りがあり
授業中は廊下に出ては行けないとされている学校では
【閉じた世界】が展開され隣の世界で何が起こっているか
知り得ようがない。

教室と廊下の間に仕切りのない世界の学校では
隣から声が聞こえてくる。
移動しようと思えば簡単に移動できる。
身近に別世界があることを認識でき、移動もできる。

【開いた世界】が展開されている。
今自分が東京で存在している世界と
友達が大阪で存在している世界は違う。
かなり違う。
共通点がない。

違う世界がある。
ここを認識しようと思ったら
現代なら通信技術や常識的教育があるので誰でも簡単にわかるが
2000 年前だったら「そんな世界はない」少なくてもあるかどうか言えない、だった。

ここを行き来しようと思ったら
現代なら飛行機で1時間程度だが、
文明以前は2週間以上かかっていた。

教室と廊下に壁があると、世界の認識と行き来が難しくなるように
「昔」というだけで認識と行き来が難しかった。
世界と世界は独立していて交わらなかった。

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