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イノベーション

イノベーション32~付則「イノベーションの本質」

人は自分の【存在連合軍】を作る。

誰もひとりで生きていくのは不可能ではないが相当困難なので
物理的にも、精神的にも必ず誰かと共同する。
望んでチームを作る場合もあるし、
既に引かれたガスや電気を使うなど
それに関わる人々を知らずのうちに共同させている場合もある。

寂しいときには話を聞いてもらうかもしれないし
落ち込んだときには慰めてもらうかもしれない。
と思ったら
調子のいいときに意気投合できる人と盛り上がるかもしれず
そしてその人物は同じ人とは限らない。

ひとりの人は無数の人間の成り立ちによって動いている。
その無数の人々を「自分のチーム」と考えるのが
存在連合軍になる。

軍の中には関わりの深い人(親友)もいれば、浅い人(遠い親戚)もいる。
近い人(仕事仲間)もいれば、遠い人(ピザ宅配のお兄さん)もいる。
全ての人が自分を頂点として自分のために動いてくれている。
自分を中心に考えたときにできるこの存在連合軍が
ひとつの教室を現している。

仲のいい誰かも、嫌いな誰かもこの存在連合軍を持っている。

世界が無数に展開されている。
その世界はお茶をしたり交流して様々なところで交わる。

世界が開いているので世界同士がクロスする。
同時並行世界を存在連合軍ごと行き来する。
(パラレルワールド間の移動が生まれる)

他の存在連合軍と行き来できる。
物理的な交流の行き来ができる。
物を交換したり売ったり買ったり、貸したりなどができる。

情報の行き来もできる。
無形で目に見えない物も世界の枠を超えて行き来できる。

文化の行き来もできる。昔はこれが困難だった。
距離を縮めるイノベーションによってどんどん可能になった。
文化はいち文化そのものがひとつの世界だとすると
別の世界と開き合うこで交流が可能になる。
つながりは必ず線からはじまる。
東洋と西洋の文化の行き来はシルクロードからはじまる。
現代でも国をまたいだ移動は例えば
ある空港と別の空港を飛行機で結んで行う。

インターネットもインターネットケーブルを通じて
線によってつながりが生まれる。

世界が密接につながり続けていくと面でつながるようになる。
配線が複雑になり、ひとつの点に対して複数の線が配置され
ほとんどの人がその状態になると線は面を作りはじめる。

ある人の存在連合軍と、別のある人3人ほどの存在連合軍が
複雑に絡まると面が球状になる。
存在連合軍が「深い」「浅い」「近い」「遠い」の複雑な
要素のミックスになると次元が球状になる。

深い浅いのラインと近い遠いのラインが複雑に絡んで
球体状に関係性が広がる。
(この意味でこの世界は2つの曲線の関わりでできているので三次元ではなく二次元)
人の数によって人類が作られているので
人類全体が時間と距離を縮めることによって、つまりイノベーションによって
同時並行世界(存在連合軍)の統合を目指していると言える。

だれも指揮しない。リーダーはいない。
自己組織的に起こっている。

蒸気機関もインターネットも米を食べる文化も
並行世界の行き来…統合の方を向いている。

つまりイノベーションは

 並行をつなげ
 並行を統合させる方向(球)

に向かって働きかけをする。
教室と廊下から壁を取り払い、
他の世界とこの世界を結びつけやすくすることが
イノベーションの役割になる。
イノベーションは未来を方向付ける。
昔と未来の違いは、
教室の違いであり
東京と大阪の違いであったりする。

未来になればなるほど距離が近くなり、
世界が交流をはじめ、クロスし
最終的に統合されるようになっていく。

その結果存在連合軍に関わる人の数が飛躍的に増える。
(球面が大きくなる)

この世界とあの世界を結びつけるのがイノベーションであり
その成果として世界を統合する最初のきっかけを作るのがイノベーションである。

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