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内省と内観

内省と内観04〜「心の流れ」と「現実」の違い

フィードバックしたものの中から、自己矛盾が見つかることがある。
というかよく見つかる。

思考や感情(内的)と
行動や成果(外的)なものが一致しない。
一致させたい!だが一致しない!!
というものに注目する。

こんなに考えて、こう持っていこうとして
こういうところを読んで
こんな直感を働かせ、
データからこういう風に分析して

だからこの結果を導き出そう!

としてその通りにならない。

いや、諦めない。その通りになるように
改善して、手立てを再構築して
確実な方法を取って、
そして誰よりも頑張る!!

そしてその通りにならない。

これが思考の矛盾 になる。

対して、感情の矛盾 もある。

こんなにあの人のことが好きだ。
もっと知りたい。もっと近づきたい。
一緒になりたい。もっと長く一緒にいたい。
好きです!付き合ってください。

いや、結構です。

夫婦の中をもっと良くするんだ。
愛のあるいい関係を築くのだ!
ハナシをしよう。コミュニケーションを取ろう。
体の接触を増やそう。

いや、ほんまやめて。そういうのいいから

思考の矛盾も感情の矛盾も、
心の流れと現実が一致していない。
その通りになるはずが決してその通りにならない。

つまり人生が思い通りになっておらず
何かの問題を抱えている。

この問題は5つのポイントがある。

ひとつは考え方、感じ方が間違っている場合。
ふたつ目は能動受動が間違っている場合。
みっつ目はただ一致しない場合。
よっつ目は前提が間違っている場合。
最後が現実が間違っている場合。

考え方、感じ方が間違っている ことが多い。

誰かに教わったやり方、スキルなどを使って
自分に合っていない方法を合っていない行動にする場合
物事はうまくいかない。

どうやれば上手くいくか?の筋道の立て方が
誤った情報によって、誤った考え方を導くことがある。
この場合もうまくいかない。

過去のトラウマなどによって満たされない感情を
満たすために感じることをしてしまうとうまくいかない。
必ずトラウマの再現になる。

感じなくていい感情を感じて、
それをベースに進める場合もうまくいかない。
過剰な感情を前面に出すときもうまくいかない。

こういう場合は自分に適切なやり方に改めたり
別の角度から物事を見て違う方法でやり直したり、
ブロック解除をして感情を整えたり
本当にその物事が必要なのか頭と心で問い直すと解決する。

ただ単純に感情の解放~とかやっても解決しない。
気付いて楽になっても解決しない。

能動受動が間違っている こともある。
思考や感情から行動に移して行くときに、
自分の場合、その物事に取り組むのなら

能動的にやったらうまい現実を作れる人と
受動的にやったらうまい現実を作れる人がいる。

逆転するとうまくいくはずなのにうまくいかなくなる。
特に能動的であれと教育や社会による刷り込みがあるので
受動的にやればうまくいく人が
能動的にやってしまってうまくいかなくなるということがよくある。

能受を入れ替えると問題は解決する。

その現実はするとうまくできるのか、
なるとうまくできるのか、
それともどちらともうまくいかないのか、
自分の場合はどうなのかを問わなければならない。

ただ一致しない というシンプルなことが起こっていることがある。

思考にも感情にも間違いがない。正しく考え感じている。
行動も適切で
成果や現実も不整合がない。

ただ、思考感情と成果現実が一致しない。

こういうことを予期せぬ成功 という。
思い通りにはなっていない。想像と違う。
だがその考え、この感じで行動すると
確かにこの結果になる。なった。
それを今まで知らなかった・・・ということが起こる。

新しい成果と結果を受け入れ認めることで問題は解決する。

前提が間違っている ことがある。
前提は思考、の前の感情、の前にある構造に関係している。

感情・・・・背景心理の前には
資質がある。個性であり、自分だけが優れた自分自身がある。
たくさんあるので、その中でどの資質(たとえば強み)を使うかということと、
生み出そうとする現実が合っていなければ
思考や感情が正しく働いてもその通りの現実は生まれない。

さらに、資質の前に前提がある。
自分はどういう人間でどう生きていくのか?に対して
単純な勘違いによって自分を働かせる理解があったり
単純な勘違いによって人生の方向を決めていると
その後に出てくる資質、感情、思考の全てが
その方向付けによって発揮されることになる。

例えば、幸せな結婚と家族を持ちたい、専業主婦が向いているとしても
「現代は女性も社会に出れる時代だ!」「好きに生きよう!」という
考え方が入ってきたために、
「じゃあひとつその方向でやってみよう」 と決めただけで
専業主婦でうまくやれる自分の道が断たれる。

この場合は前提を変える必要がある。
自分は本当はどんな方向に進めば自分らしく生きられるか?を問い直す と問題が解決する。

ごくたまに、現実の方が間違っている ことがある。

感覚的に地平線がどうも曲線であるような気がする。
星を観測して数字を出してみるとどうも地球は球体ではないか?
きっとそうだ。というかそれしか考えられない!
と答えを導き出しても

地球は平らだ、端っこは滝だ
この異端者めが!火あぶりの刑じゃ!
という現実が実際にあるのだとしたら
思考や感情に問題があるのではなく、現実に問題がある。

そんなに極端ではなくても
自分だけが人よりもはるかに優れ過ぎている物事を持っていると
「人と違う」という理由で自分の方が間違っているし劣っている 、と錯覚することがある。
しかし本当は
他の多くの人の思考と感情が間違って、間違った現実を生み出しているのであって
自分だけの思考と感情が正しく、自分だけが正しい現実を導ける・・・ということがある。

自分が優れ過ぎていることを認め、人がまだ気がついていない
人は気がつきようがないということを知れば問題は解決する。

「心の流れ」と「現実」の違いが出たときに
多くの人がついやってしまうのが
何か自分に原因があるのではないか? という
自己否定と原因探しのダブルパンチだ。

どちらをやっても物事は一向に良くならない。

内省上出てきた矛盾は、
この5つのどれに当てはまり、どう対処すればいいか知っておかなければならない。

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