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新しいレベル4

強み実例と3人の傾向

そもそも「強み」にはどんなものがあるのか?

強みを発掘するといっても、強みがどんな(にすごい)ものなのかを知らなくては発掘する気も起きないと思います。

少し実例を挙げてみましょう。
強みは誰にでもあるということをご紹介したいので、歴史的有名人や成功者ではなく、一般的な人を取り上げたいと思います。


 

強み実例1.「なぜか人との縁が絶対に切れないCA」

ある国際線CA(スチュワーデス)は、10年ぶりに会った友人であろうが、地球の裏側に住む友人だろうが、どんなに浅い関係でも「絶対に人間関係が切れない」という強みを持っていました。

昨日は高校時代の同級生とお茶を飲み、今日は旦那さんの兄弟夫婦と出かけ、明日はフライトで同僚とプロの仕事をする日々を過ごしています。
出産した病院で知り合ったお母さん仲間と話し、昔お世話になった人の家に遊びに行きます。

彼女のことを多くの人が「なんだかあなたにはいろんなことを報告したり、話したりしたくなる」と言います。

彼女は意識せず、もちろん努力も訓練もせずに「人間関係が切れない」という成果をダイレクトに手にしています。

その人間関係の抜群な距離感と接し方は、彼女をしてヨーロッパ系航空会社で伝説となる、日本人として初の最優秀賞を獲得させました。
その賞を取る以前は、乗客の名前と好みを覚えるなど多少努力した様子ですが、「強み」が最大に発揮された成果であることは疑いようがありませんでした。


 

強み実例2.「なぜか必要なときに必要な人が必ず助けてくれるマーケッター」

マーケティングの仕事を行うある男性は、仕事の転機になると必ず誰かがその転機にふさわしい方向を示してくれました。
たとえば手探りでインターネットビジネスをはじめた当初、HPを公開してしばらくすると同業他社に面談を申し込まれました。
そして「この地区に進出を考えているのだが、リーダーとしてやってくれないか」と申し入れを受けました。

その後マーケティングのセンスを買われた彼は、その会社の顧問が彼の実力に目をつけ「ぜひうちの仕事を手伝ってほしい」と言われ、その会社に入ることになりました。

後に独立してから地道に活動していると、今度はオフィスにスペースを設けるのでぜひうちの会社のマーケティングを手伝ってほしいとオファーを受けます。

また、彼は「実績を示した新しいアイディアを少しだけひねり、それを安定的、継続的に提供する」という別の強みも使うことで、独立を軌道に乗せることに成功しました。


 

強み実例3.「なぜかチャレンジを応援され、失敗が許されるOL」

彼女がはじめて大きなチャレンジをしたのは16歳のときでした。
アメリカに留学しようと決めたのです。
その後の東京での就職、その職を辞めて地元に帰ること、自分で留学斡旋の代理店を行うこと、これらのことに対して両親はもちろん周囲の友人も判で押したように積極的に応援するのです。
ときには手助けをされることもあります。

そして、チャレンジの結果多少失敗しても、あるいはチャレンジせずにただ失敗しても(たとえば遅刻など)、なぜか人は彼女を許すのです。

その極端な比率は、他の人では絶対にありえないほど偏っています。
たとえば時間に厳しいはずのある人が彼女の遅刻を大目に見てしまうのです。

かといって彼女が色目を使っているとか、言葉巧みに言い訳をするとかそういったことはもちろんありません。
ただ普通にしていれば許され、ただ普通に「○○をやってみようと思う」と言えば諸手を上げて応援してもらえるのです。


 

3人に共通した強みの傾向

こんなにもはっきりと、力強い「強み」を持つにもかかわらず、彼らには(他の多くの人にも)共通点があります。

それは3人が3人とも自分の強みをおぼろげにしか理解しておらず、それほどたいしたことではないと思っていることです。
信じられないことですが、彼らにしてみれば「呼吸」「歩く」と同じことなのです。

もうひとつ共通点があります。

こうして明らかになっている強みを彼らに伝えても、本人は「そうかなぁ。まぁ、そうかもしれないね」というあいまいな言葉を返したり、表情をしたりします。
これも「強み」の特徴のひとつで、強みには「指摘されてもそれを認めない」という傾向があります。

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