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3世代経った自己啓発

統計集約型の第1世代

「自己啓発」という名で理論がまとまったのは、ナポレオン・ヒルがはじめです。
自己啓発の草分け的存在と言っていいでしょう。

ナポレオン・ヒルは鋼鉄王カーネギーに呼ばれ、カーネギー自身とカーネギーが紹介する成功者にインタビューをして、成功者が成功者である理由を調査し、まとめるかどうか尋ねました。
ナポレオン・ヒルはこの質問に29秒でYESと言い、そして鋼鉄王カーネギーは机の下で時計を測り「1分以内に答えなければ失格」と考えていた、という逸話があります。

20世紀初頭のアメリカの成功者を中心に、20年で500人にインタビューをし、まとめたものが「思考は現実化する」などナポレオン・ヒルの理論体系です。

統計というデータが理論の基礎となって、成功者の共通の考え方や行動などをまとめたものが、この世代の自己啓発の特徴です。


 

この統計集約型で初期の自己啓発には、他にもいくつかの特徴があります。

まず理論体系が商品化されて教材となり、セールスマンによって積極的に売られたという背景があります。
ナポレオン・ヒルはインタビューを無償で20年間行った反面、最初鋼鉄王カーネギーに「これが成功すれば君は巨万の富を手にする」と言われていました。

そして実際に自己啓発の理論は教材となって大成功し、現在も売れ続けています。
セミナーでプロモーションを行う方法や、本を出版して教材に誘導する方法もこの頃から盛んに行われていました。

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