毎日幸せであるということは、そうでない人に比べて余裕があるということです。
コミュニケーションとしての「聞く」ことを、
幸せ系の人は上手く使っていくといいでしょう。
聞くことに徹することは、余裕のある人にしかできません。
そして聞いてもらいたい人や聞いてもらう必要のある人は、
職場にもたくさんいるということです。
職場の仲間の中には聞いてもらうだけで安定して仕事ができる人もいるだろうし、
何かしらの問題を聞いてもらうことで解決できる人もいるかもしれません。
「聞く」というコミュニケーションそのものが、幸せ系の雰囲気作りに一役買うのです。
聞くとき、もしかすると何かをアドバイスしたり、
解決したりしなくてはいけないと思われるかもしれません。
しかし実際には話している方もそういうことを求めていないことも多く、
共感するだけで十分だったりもします。
たとえば、誰かが誰かの悪口を言っているときに、むやみに解決しようとして
「そういうことは言わない方がいいよ。問題はここにあるから」と言ってしまうと、
コミュニケーション自体が台無しになってしまうことがあります。
相手が言っている悪口の内容に賛同する必要はありません。
むしろしてはいけません。
大事なことは相手が今そういう気持ちになっている、
そういう感情を抱えているということに共感することであって、
それ以外のところはただ聞くということです。
幸せ系の人は聞くことによって、自分の幸せ時間を減らしてしまってはいけません。
聞くことが自分と相手の安定につながらなければ
聞くコミュニケーションの意味自体がなくなってしまいます。
聞くコミュニケーションを上手く使うことで、
職場の人間関係を円滑にすることができるといいですね。