Esmose

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2章 - キジバトを探す

青い鳥の探し方

 

私たちが公園でよく見かける鳩がいる。胴体が茶褐色か紫がかった灰色で、日本を中心にユーラシア大陸の東側で繁殖する。
この鳩のことを和名でキジバトという。キジのメスに体色が似ていることが名前の揺らいであるらしい。

そしてこのキジバトの首の両脇には青と白の模様がある。

この「青」の部分が由来になったのかどうかは定かではないが、このキジバトこそチルチルとミチルが幸せ鳥として探し求めた「青い鳥」である。

外見からして、青くないこのキジバトを「青い鳥」としてチルチル・ミチルに探し求めさせたことに、作者モーリス・メーテルリンクにどのような意図があったのかはさておき、よく考えてみれば全然青くないのだから見つけることができるはずもない。

実は強みもこれとよく似た勘違いをされていることが多い。

特に強みは才能とよく混同されていて、人よりうまくできることや、経験豊富なことだと思われている。
そしてうまくできること、経験豊富なことを探し求めようとする。

探して見つからない時は落ち込み、自分はなんて無価値な人間なんだろうと自信をなくしてしまう。

しかし、もともと青い鳥は青くないのだ。

青い色の鳥を探しても見つかるはずがない。同じように、才能を探しても強みは見つからない。

童話では「青い鳥は近くにいた」とまとめている。
ところがその近くの鳥の探し方を誰かが教えてくれた試しがない。

強みも同じように、それをどうやって探せばいいか誰かが教えてくれたことはほとんどないはずである。
「強みの探し方」という名の、能力開発や努力やスキルアップの方法がささやかれているだけだ。

強みは「できてしまう」ことなので、自分ではなかなか気がつきにくい。
誰かが教えてくれようとしても拒否するという厄介な特徴がある。
その特徴をクリアにして強み発掘できる方法を6つ見ていくことにしたい。

最初の3つが自分でできる方法。残りの3つが人の力に頼る方法である。

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