Esmose

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1章 - 虎はなぜ強いのか

「できてしまう」という強みの特徴

 

ある日のカフェ。
強みを生かして子供とその母親にカウンセリングの仕事をしている人に、こんな話を聞いた。

穏やかで温かみのある彼女は、全席禁煙のカフェで、諭すでもなく単なる日常会話のようにこんな話をはじめた。

「子供はね感受性が強いので、実は霊が見える子ってたくさんいるんですよ。
それでね、何かボーっと宙を見ている子がいたら『ん〜?天使ぃ?』って声をかけてあげるのよ。
そしたら子供がね、うれしそうに『うん』って言うでしょ。それがかわいいのよぉ」なるほど。でも「言うでしょ」と言われてもそれは私にはわからない。

「でもねお母さんはみんな、『そんなバカなこと言ってないで・・・』とか『ふーん』とか、真剣に話を聞かないのよ」

それはまぁ、そうだろう。

「だからせっかくいろいろなものが見えても、お母さんがそれを拒絶したら子供はその力をどんどん使わなくなってしまうの。最後には使いたくても使えなくなるのよ。そういう子供って実はたくさんいるの。もったいないでしょう」

彼女は最後まで嬉しそうに話し続けた。

何がもったいないのかはさておき、私が調べた中にはおもちゃを手元に引き寄せる、いわゆる超能力(念動力)を使うことができる子供の話もあった。

そのようなケースの場合も、同じように親や周囲の大人が否定することで、その力を使うことができなくなるという。

霊や天使が見えるにことも、おもちゃを引き寄せることができることも、どちらも「できてしまう」という特徴である。
それはハイハイから立ち上がって歩き出すのと同じことで、特別に意識しているわけでもなければ、一生懸命努力しているのでもない。

結局何度もいろんな強みを持つ人に会って話を聞いたり、何人かに強みカウンセリングをして・・・それ以上に自宅に引きこもって検証したり、調べたり、学んだりしてみてわかったことは、強みを一言で言い表すのなら「できてしまう」という言葉がもっともぴったり当てはまり、しっくり来るということだった。

 

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