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2章 - キジバトを探す

強み発掘法その3 – 1人目の偉人が残した「フィードバック分析」

強み発掘を自分で行うことができる最後はフィードバック分析という方法で、これは1人目の偉人が強く継続して提唱していた方法である。

効果が出ることも証明されているし、実際全ての方法の中で最も成果の出る方法である。

ジョブ・フィードバックが過去の「できてしまうこと」を探るのに対して、フィードバック分析はこれから行うことを記録する方法を採る。
未来に対して何が「できてしまう」のかを発掘する。

私たちが何か企画や、計画、プランを立てることが日常生活、特に仕事に関わることの中であると思う。
その意図を便箋に記録する。
専用のノートを作っても構わない。

記録はそのプランをどのように進めるか、考え付くところを緻密に書き落とす。
いつまでに仕上げるのか、求める成果はどのくらいか。

現在持つ全ての情報を書いたら、便箋を封筒に入れて封印する。
ノートの場合も引き出しの奥にしまって封印する。
何かプランが出るたびに同じことを繰り返して行う。

そして半年から1年経ったら開封してその内容を見返す

書かれている内容の中でうまくできた(できてしまった)ものが「強み」で、計画通りに進まなかった、あるいは全く見当違いのプランを立てていたというものが「弱み」になる。

私はセミナー講師や企業内研修を行っていたことがあり、特にタイムマネジメントについては知識も経験も豊富だった。
スケジュール管理は自分の方がうまくできるので秘書に任せたこともなく、それで不自由をしたこともなかった。ところがフィードバック分析を習慣化してから数回目で、どうもスケジューリングが弱みであるらしいという結果が出た。
スケジュールが完璧であればあるほど、その枠組みに対してストレスを感じ、その結果思ったほどには成果に結びついていないことを見つけた。

逆に常に成果を測定して方針を変更することと、その時々に一番大切だと感じる直感を生かした物事がうまく機能していることにも気がついた。
そういう強みを発掘することができた。

そこで、タイムマネジメントとスケジューリングの一切を取りやめ、直感で行動し、現状を定期的に修正する方法に切り替えたところ、ストレスが減りこれまでよりも大きな成果を出すことができるようになった。

フィードバック分析は何かを取り決めた時に必ずその詳細を記録することと、半年〜1年後に定期的に行うという手間から、その重要性を理解している多くの人もなかなか習慣化することができないでいる。

けれども、私の経験上では自分を客観視して強みを導き出すには最も優れた方法だと感じている。

最初の偉人はこのフィードバック分析という方法を多くの人に勧めてきた。
自身でもそれを行い多くの強みを発見できることを証明している。

ちなみに、この方法は自己啓発でよく言われる「紙に書くと実現する」というような安易なものではない。
そこのところを混同せずに、しっかりと記録して、見返して、強みを明らかにすれば、その強みを軸にした生き方ができるようになる。

ということは、人と競争せずに人よりも質量優れた成果を出すことができ、ストレスも感じない生き方ができるということである。

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