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2章 - キジバトを探す

強み発掘法その4 – 体は強みを知っている「キネシオロジー」

強みを発掘するために人の力を借りる方法の1つ目は、キネシオロジーという技術を持つ人に測定してもらう方法がある。

キネシオロジーというのは1964年にジョージ・グッドハート博士によって発表されたもので、筋肉の反射から体がどのような反応を示すかを見分けることができるという考え方である。

身体がストレスを感じているときには筋肉に力が入らなくなるというのが基本的な考え方で、この方法を応用して体がYESと言っているかNOと言っているかを見分けることができる。
有名なものに指で輪っかを作るOリングがある。

人は経験や常識などの社会通念で意識的にYES、NOを曲げてしまうことがあるので、体から直接YES、NOを拾うことができるこの方法を強み発掘に応用する。

この技術を使うことができる人は、身体の治療家や精神のメンタルケアをする専門家に多い。

彼らは基本的に強みを発掘するためにキネシオロジーを使うのではなく、治療やメンタルケアのためにこの技術を使う。
だから、彼らを紹介してもらうことができたとしても、強みのことを切り出すまでには少し時間が必要になるかもしれない。

しかし逆にいいこともある。
強みは自分では気がつきにくいものなので、体や精神をあるべき姿に整えてもらう治療を受けることは、自分自身のあるべき姿(強み)を受け入れる土台を作ることにも結びつく。

応用運動機能学や頭蓋仙骨などの技術を使うある治療師は、筋肉ではなくリンパ液の流れから患者の状態を測定することができる。
たとえば治療師が質問を投げかけると、その質問の内容に不快を示す場合にリンパ液の流れが滞る。この原理を使って、患者の状態やトラウマが何であるかまで特定することができる。
彼の元に訪れる人は皆、体を治すという主目的にとどまらず、現在行おうとしていることや、仕事上の悩みなども相談することが多い。

そして彼は「それはやめた方がいい。あなたには合ってない」などと応えてくれる。
あるいはこちらが何も言わなくても「お。やるべきことを見つけたみたいだね」と指摘してくれる。

治療技術を長々と説明はしないので、理論は示さず答えだけを言われることが多いが、その答えの奥にあるものこそ自分自身の強みであることに気がつくヒントになる。

3in1という精神のブロックを特定し、トラウマや思い込みから来る感情ストレスを取り除くスキルを扱う技術者は、主に腕の筋肉の反射からその人の体がYESと言っているかNOと言っているかを特定する。

このスキルを使う技術者は、その人が本来あるべき姿をイメージさせるための質問を行い、時に導いてくれる。
「あるべき姿」は強みではないものの、強みを発揮した状態と同じなのでそこから逆算して強みが何なのかを発掘することができる。

この3in1という方法は二番目の偉人によって生み出された。

 

強みは本人にとって「よくわからない」という特徴がある。

人は「よくわからない」ものを受け入れることに大きなストレスを感じるメカニズムがある。
だから、強みはたとえそれに気がついてもなかなか受け入れてもらえない。

キネシオロジーを扱うそれぞれの技術は、このよくわからないものを「あなた自身が持っているもの」だと認識させてくれる。
強みを受け入れる土台を作ってくれる。技術者は体を治し、精神をあるべき状態にすることで強みに気がつき、受け入れる状態を作り出す。

治療師や技術者と知り合う機会を持ち、体と心が健康になりながらかつ強みを発掘できるのは、長い目で見るとかなり望ましい状態を手に入れていると言える。

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