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1章 - 虎はなぜ強いのか

強みは誰にでもある?

 

いろいろな人に強みの話をし、ときにその人特有の強みを探したりしていると、よくこう質問される。

「強みは誰にでもあるのですか?」

強みはある意味、他人から見るとスーパーパワーなのでそこら中の誰もがそんなパワーを持っているかどうかということに首を傾げる。

強みは誰もが持っている。
科学的に答えるのなら、シナプスが集中して発達した部分を持つ脳は誰でも持っている。
だから強みは誰もが持ち合わせている、と言えるだろう。

なら、なぜ、ほとんどの人が強みに気づかず、使わないのかという疑問を持つかもしれない。

その理由のひとつは、既に書いた「気がつきにくい」「指摘しても否定する(自覚がない)」「誰も発掘方法を教えてくれない」というところにある。
が、まだある。

強みの中には現在の生活と全くリンクしていないものがある。
そういう強みは持っていても少なくとも今のところは役に立たない。
たとえば「決して飢えない」という強みを持っている人が実際にいる。

その人は人生の中でどんなに貧乏暮らしをしていても、海外暮らしでピンチになっても、その都度必ず誰かが焼肉に誘い、ディナーをご馳走してくれ、お弁当を分けてくれた。

社会人として安定した今は、その強みが生かされることはほとんどない。
こういう強みを持っている場合は、せっかくの強みも無効化されてしまう。

それからその強みと似通った強みを他の人が持っている場合がある。

たとえば私の知り合いにも霊や前世が見える人がいる。
見ようと思えばさくっと見えてしまう。
しかし霊が見える人は世の中にたくさんいて、既に有名人として名を馳せていたり、カウンセラーとして人の役に立っている。
そうすると自分特有の生かし方はかなり制限されてしまう。

それに、そもそも霊が見えるというその強みを表立って役立てたいとは思わないかもしれないし、表立って役立てたいと思ったとしても職業には制限がかかってしまう。

こういうことも含めて強みはなかなか生かしにくいと、強みの存在に気がついている人ですらそう思う。

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