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4章 - 朝顔は朝に咲く

自分にとってベストなコミュニケーションスタイルを探す

自分にとってベストな状態を探すための2つ目の考え方は「コミュニケーションスタイル」を知るということにある。

これは、コーチングや心理学で言われるような共感・ミラーリングなどの技術を使って「うまくコミュニケーションを交わすことを可能にする」ことではない。
自分がありのままの自分で過ごしたとき、人に接したときに、どのような人と一緒であれば自分の強みが最も生かされるか、ということである。

大リーガー選手イチローがオリックスに在籍していたときのことである。仰木監督になる以前の土井監督の時代、イチローは「いうことを聞かないやつ」として2軍に落とされる。土井監督と共に小川コーチから「若いくせに結果ばかり求める」とされ、我流(強み)を否定され1軍にあがることは最後までなかった。

イチローは2軍の打撃コーチと共に自分の強みを生かして振り子打法を鍛えた。
後に仰木監督が就任するとイチローのセンスを見出し1軍に抜擢した。その後の活躍は誰もが知るとおりである。

 

強みはそれを正しく評価できる人との間で成果を最大限に発揮する。
と同時にこのエピソードからわかることは「強みを否定する人とは決してうまくいかない」ということである。
そういう人とはコミュニケーションスタイルが合っていないといえる。

これは相手を認めることができるとか、相手の価値観を大切にするとかいう話ではない。
自分が自分のありのままの姿でいたときに、誰と相性が良く、誰がそれを完全否定するのかということを見分けるということだ。

それは決してワガママ、やりたいようにするということではない。
強みを最高に生かすために妥協してはならないところは妥協しないということである。

そして、相性のいい人とうまく付き合い、相性の悪い人とは付き合いを切るべきである。
相性の悪い人と一緒にやっていくことで強みを最大限に発揮できている人は、私が会って強み分析してきた人の中には一人もいない。

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