自分の強みを明らかにする松原靖樹のエスモーズ理論

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「何かをしなくては価値がない」人が何かをしても・・・


こちらは2009年9月25日に掲載されたコラムです。

これからビジネスをはじめるにしても、サービスを提供するにしても

本当によく聞くのは「それをやったらこれこれが良くなる」「いいものを生み出したい」ということです。


それには社会貢献や、人のためや、理念やビジョンがありますが、

誤解を恐れずにはっきり言いますが、そう考えるほとんどの人は今の自分を否定している人です。

何かをしなくては、人の役に立たなくては、良くならなくては、成長しなくては・・・って、ある意味ウザいのです。

なぜウザいのかというと、足もとが見えていないからです。


・これまでの自分のままではだめだと気が付きました
・自分はまだまだこんなもんじゃない
・私の持っているものによって、何かを生み出すことができる
・人の役に立たなくて何の人生だ

こういうご意見は至極まっとうでご立派ですが、

では誰が対象になるのかというと、多くの人という答えが最も多い。

いつそうなるのかというと、一刻も早くという答えが最も多い。


そしてほぼ間違いなく、身近な人・・・特に自分と、今日のありように関して見えていません。

目先の路上生活者は堂々と無視して、地球の裏側の貧しい子供を救おうというような考え方の人が

多いのではなく、実はほとんどの人がそういう考え方をしています。


今自分を「前向きに」否定する人は、必ず明るい未来のビジョンを提示します

そして現在の状況を良しとはしていません。

「このままでいい」という考え方は必ずない。

「このままでいい」という考え方がないということは、今の自分はダメだということと同じ意味です。


このままではいけない人間が、このままではいけないから何かに一生懸命取り組む。

それを本当の意味で支持してくれる人っているんでしょうか?

一番わかりやすいのは政治の世界で、このままではいけない音頭で踊っている人たちです。

と、同じくらいビジネスをやっている人にもこのままではいけない症候群がある。


もう一度書きますが、

このままではいけないから何かを一生懸命やる、という姿に本当に共鳴する人は出ません。

いや、正確にいうと、このままではいけない人たちだけが集まってきます。

このままではいけない人たち軍団は、このままではいけないと言いふらし、行動しようとします。

それは「もっと良くなったらいいと思いませんか?」という言葉に翻訳されています。

根底にあるのは、このままではいけない症候群です。


自分のことも、自分の周囲のことも、今日のことも認められない人間が、

将来の何か・・・つまりは今手元にない空想の世界・・・で物事を語ってもそれは幻想中の幻想です。

本当の幻想を求めるなら、本や映画の方がくっきりと打ち出してくれます。

自分の幻想を世に問おうとはしない方がいい。

それは、「自分はまだまだ人間で、未熟で未熟でどうしようもないんです」と告白しているようなものだからです。


今のままでも十分に幸せだし、今ある程度うまく行っています。

このままでもいけれども、自分の力をもう少しずつ有効に使えるのならトライしてみたい・・・

なんていう人を信頼できない人がいるでしょうか?

少なくとも、「その人ができること」をできるように、あるがままの状態を否定する人は限りなくいないと思います。

あ、いた。「今のままではだめだめ症候群の人」は否定するでしょうね。


でしょうが、どちらの方が物事の成果を出すことができるかは明らかです。

僕も本当に今のままではダメなものを良いとは言いませんが、

今の自分を結局は否定している人が、「語る以上の成果を出さないことは明白だ」ということは言えそうです。


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