自分の強みを明らかにする松原靖樹のエスモーズ理論

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「決めてきたこと」と「決まってきたこと」はどちらが多い?


これはもう圧倒的に「決まってきたこと」の方が多いのです。

意志とコントロール、決断と目標やビジョンによって決めて成立したことは

砂漠の中から1本の針を見つけるぐらいに難しい・・・・という現実を

何かを成そうとする人はよく知ることです。

単純な心理学としてよく言われることでもあるのだけど、

街中にはこんなにカワイイ子が多いのに、どうしてウチの会社には全然いないんだ!

という錯覚があります。

街中でカワイイ子が多く感じられるのは、実はとてつもない錯覚で

カワイイ子を求める気持ちが、街中でサーチの目的を果たして

そういう子だけを目的的に選別している、というわけです。

実際には自分の会社の確率と街中の確率は変わらない。

ただ、自分の目線や視点が、「そういう子を探すモード」になっているので(自動的に)

街中にはカワイイ子が多いのに、自分の身の回りには全然いないという結論になってしまうだけなのです。

これと同じことが「決めたこと」に対しても働いていて、

決めてうまく行ったことにはどうしても目線が集中しやすいから、

決めてうまく行ったことは山ほどある・・・・と錯覚してしまうのです。

こういうのは実際に実験をしてみるとよくわかります。

例えば、街中で全ての異性をチェックして自分の好みと好みでない数を測定する。

以外に好みのタイプは数少ないことに気がつきます。

例えば「目標設定」の有効度合いを測定するのなら、

過去3~5年で目標設定してその通りのうまい成果を出せた物事を箇条書きにします。

次に、同じ3~5年で目標設定そのものをどのくらいしたか?という総数を出します。

毎日1つ目標を立てているなら年間で365個。毎月1つなら12個。

箇条書きにした数から、全体の数を割ると%を出すことができます。

僕がセミナーなどで試してきた結果、平均的に落ち着くのは2~3%という数字です。

こういう決め方をした時はほとんどうまくいかない、ということで

決めてうまくいくのは、うまくいくと分かっている物事に対して決断ができていないときだけです。

最後の条件として決断をすれば後は必ず成功する!というものに決断をする場合ということです。

(他にも方法論はあるのだけど、話がそれそうなのでここではこのぐらいに)

で、話を戻して、決まってきたことの方が圧倒的に多いということなのだけど、

決まってきたことがどのくらい強い影響を及ぼしているのかというと、

そりゃ人生のほとんどの場面で物事がどんどん決まってくるのだから、

ものすごい勢いで影響しているわけです。

例えば行こうと思っていたレストランがたまたまその日閉まっていたというだけで、

その日のランチの予定は覆され、その結果時間を取り過ぎてしまったことで

仕事が微妙に間に合わなくなったり、電車に一本乗り遅れるということは普通に考えられる。

1本後の電車に乗ったために、目にした広告からヒントを得るかもしれないし

満員電車に疲れ果てて、会社を辞める気持ちにさらに拍車がかかるかもしれない。

人生予想できないことだらけなわけです。

こういうのを新しい科学では複雑系の科学といいます。

複雑なものは予想できない、要素を分解しても原因には行き当たらないという考え方です。

なんだけども、不思議なことに

決まってきたことをよく観察してみると、自分だから決まってきたとしか思えないようなパターンが見つかります。

このパターンを振り返ってよく観察している人はほとんどいない。

なんだけども、それをやるだけで自分をうまく運ぶメカニズムが明らかになります。

自分だからそうなった・・・としか思えないようなメカニズムに行き当たったら、

その「決まってくる」という結果がうまく表れるように、パターンを手助けしてあげます。

そのパターンが現れる状態や環境や、考え方、動き方などを促進させる。

たったそれだけのことで、未来が見えなくても、どこを向いているかよく分かっていなくても、

確実に自分らしくうまい方向を向くことができるようになります。

これが決まってくる力を促進させるための考え方で、

決めることよりも大きな力を発揮するやり方です。

決める、という物事は確実に決まってきた物事に対してダメ押しの一手でやると最も効果が高くなるのです。

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