自分の強みを明らかにする松原靖樹のエスモーズ理論

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『今のままでいい』×今のままではいけない


こちらは2009年5月16日に掲載されたコラムです。

「今のままでいい×今のままではいけない」をテーマにして全2回で書きます。

先に「今のままでいい」から。

個別コンサルをしていても、セミナーでも、企業のコンサルでもそうですが、

大勢を占めるのはこのままではいけないという危機感です。

このままではいけないという危機感を、ヒアリングを重ねてよくよく聞いてみると、

何がどうこのままで良くないのか、あまりはっきりとつかんでいない場合がとても多い

多くの場合は勘違いや錯覚です。たまに的外れな意見を聞くこともあります。

が、共通しているのは「不安を抱えている」という気分の問題です。

大抵、その人、その会社はそのままでいい。
しかも全然いい。全くいい、ということがよくあります。

というか、ほとんどの場合でそうです。

個別コンサルなどで話を聞いているときは、その人が今の今、
どれだけ「本当に」幸せか不幸せかを確認します。

私たちの大半は寝食に苦労せず、友達も家族もいて、貯金もある場合がほとんどです。

つまり、そこそこ幸せです。

企業の場合は、今のまま何の努力もしなくてもどれだけ売上げが上がるのか、
赤になるかならないかを確認します。

大体の場合間違いのない売上げがあります。

何も改善しなくてもそこそこうまく行っているわけです。

このそこそこというのが大切なポイントです。

島田紳助 さんがテレビ番組でふざけて
「みなさん~そこそこ幸せですかぁ?」と聞くことがあります。

この掛け声が重要です。

気分で不幸せ、気分で不安、気分で危機感を感じているのなら、
そのほとんどは全くのムダに終わります。

われわれは、自分の手持ちの資産
・・・寝食や経験や能力や携帯を使えること・・・を棚卸すると、

かなり恵まれた状態にいることが確認できます。

根拠のない不安を抱えていても、過去から積み重ねてきた現状は悪くないんです。

ムダにネガティブな感情を持たなくても、そこそこいいという視点からスタートすると、

あとはその上に何を積み重ねていくかということだけが行動になります。

つまらない不安をつぶすための行動をやらなくて済みます。

(そういう行動は結局実を結ばないし)

事実現在地が「今のままでいい」のだから、そこからスタートする人は成果を出しやすく、

現在地を不安という感情に任せて「このままではいけない」とする人は、

頑張りと努力に頼ってほんの少しの成果だけを上げていきます。

どちらがいいかは明白です。

今のままでいいという前提に勝るものはありません。事実だから。

その上で具体的に自分は何を持っているかを確認しながら、
その組み合わせで今日を作ると強いものが生まれます。

頑張りや努力に頼らなくても、ありのままやっていけるというのは、
結局はそういうことなのだと思います。

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