自分の強みを明らかにする松原靖樹のエスモーズ理論

HOME / コラムを読む

【やすきベストコラム2位!!】「90%の高確率」と「狭い知覚の100%」がもたらす不幸


12年5月に書いたコラム


90%は高確率である。だからうまくいきやすい。
テストで90点取れるようなものだから、
その教科は「得意」と言ってもいいと思う。

なのだけども、それはいつも必ず100点ではない。

例えば専門家として何かのサービスを提供しているのなら
確実に10分の1はミスるということで、
この積み重ねは以外に多くのミスを生み出す。

商品提供を行う精度を狂わせる。

例えば直感によって何かを判断する仕事をしている人は、
90%の高確率直感を使うと継続的に間違いを生み続ける。
90点だからといって安心はできない。

もうちょっと言うと、99点でも油断はできない。

1日に5回サービス提供なり、得意な強みを生かして物事を提供するとして、
年間で毎日行えば、1825回提供することになる。
うち1%の不確かさを残せば、18回は何かのミスや失敗を生み出す。
2ヶ月に3回のペースで間違い続けることになる。

得意、というのは強みと誇るほどには素晴らしくはない。

100点も油断ならない。
その100点を取れている場所が、狭く浅い場所なのであれば
100点の効果も小さく、自己満足なものに終わりやすい。

狭い知覚の100点は、素晴らしいのかもしれないが効果は薄い。

知覚が狭いということ自体が、物事の傾きを生み出し
物事がある方向に傾いているということは
間をはしょって言うと、信頼性に薄く一方的であるということである。

同じひとつの分野で100点の幅を広げてもやはり狭い。
例えば、チラシ制作のプロ~デザインが一流になったとしても
それはそれで誇れることなのだけど
何かが狭く、信頼するにはもう一息足りず、一面性が協調されている・・・
という印象を拭いきれない。

100点だからといって、知覚が狭ければ安心や信頼は生み出せない。

90点の得意も、狭い知覚の100点も、
そこに頼りきってしまうと何かを狂わせる。

90点の得意は深める必要がある。
狭い知覚の100点は広める必要がある。

そうやって深みと幅が生み出せる。
縦軸と横軸に可能性が出る。

深めるには深めるための適切なスキルがあり、
広めるには広めるための正しいスキルがある。
どちらも、誰でもある程度の訓練で伸ばすことができる。

方法論は探せば見つけられる。

ということは、不幸を生み出すのは方法論を知らないというだけではなく
深め広げる気がない、というところにある。
深めず、広げない方が居心地がいい。

深めなくても90%取れていることを評価してくれる人はいる。居心地がいい。
広めなくても100点を取れる自分がいる。居心地がいい。
なぜわざわざ居心地が悪くなるように自分をしなくてはいけないのか!
という理由で深みや広がりはあっさり却下される。

そんなわけで、その自分も人からあっさり却下される。

満足も、自分を認めることも大事なのだけども
深め続け、広げ続ける自分でいながら、満足し自分を認める方が
本当はよっぽど大事だったりする。

トップに戻るボタン