自分の強みを明らかにする松原靖樹のエスモーズ理論

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【人気再アップ】「愛し合うこと」と「愛の関係で『ある』」ことは違う

この本がスーパー素晴らしい!という本は、
あくまで自分の場合だけど3%ぐらいしかない。
めったにお目にかかれない。

これが美術館の芸術品になると
たちまちのうちにその%が下がっていくんだが
まぁ美術品はこの話題に関係がないので
久々に読んだ小説からこちら

翼 (鉄筆文庫 し 1-1)/白石一文

3%に入る小説だとオレはいたく感動した。

白石さんの物語はちょっと堅くて重い。

最近活字はほとんど読まなくなったのだけど
本屋でふと、ひょいと取り上げて買ってしまった。

白石さんの初期作品3冊以外は、どれもこれも
愛に関するテーマのものが多くて、
特に秀逸なのがこれ。

草にすわる (光文社文庫)/白石 一文

今読むと、いいと思うかわからないけども
この本を読んだときはちょっとヤバいレベルで魂が揺さぶられた。

心が動いた振れ幅でいうと「草にすわる」の方が「翼」よりも大きいのだけど
今回「翼」を読んで理論的に知覚的に大ダメージを受けたのである。。。

概念の変革が起こった。

愛、に関する研究はどうだろう25年ぐらいはやっていると思う。
理論も体験もその他の何かも徹底的にやって
昨年やっと本質からそれが何かを言うことができるようになった。
(コンサルティング習得講座理学編の内容に入ってる)

そこらへんのテキトーに言われている、
情報に流された「愛って素晴らしい」とかではない。
かなり正確に愛の本質をつかんでると思う。

で、それとは別に。

自分を生きることと
自分の人生を生きることはモノが違う、

と言い続けてきた。

自分に良いことと、人生に良いことも違う。
両者の答えが合わないことがある。

その場合人生の良いことを優先しなければならない。

ところが多くの人にとって
自分のことや自分の短期のことに力を入れるのが大切で
人生としての考え方をする人が限りなく少ない。

なぜなら・・・・・そんな考え方を知らないから。

これと同じことが愛にも言える。

愛する。愛される。愛し合う。ということと、
「愛の関係である」ということは違う。

オレはここに気がついてなかった。

愛し合うは行為や行動を含むことで
愛の関係であるというのは状態のこと。
状態ということは、前提や世界観であるということ。

自分を生かすのは行為や行動のこと。
人生を生かすというのは前提や世界観のこと。

愛を考えるときほとんどの人が行為と行動を考える。
状態のことを考えない。

「翼」を読んで自分の前提や世界観が間違っていることに
ドカーンと気付かされて衝撃を受けた。

愛することも愛されることも得意だと思う。
愛し合うことは自分だけではできないけども
おそらくオレの愛は深いし、
愛し合うことにものすごく向き合うと思う。

だけども、
そうやってトライして上手くいくかいかないかはわからない。
相手との相性もある。
タイミングもあるかもしれない。
その他の理由もたぶんある。

だから、これまで
うまくいくかいかないかではなく、
結果がどうなろうが愛し合っていくことに
決して諦めず取り組み、どうしても違うときは別れた。

ものすごくニュートラルに、うまくいくことといかないことの
両方を受け入れて自分ができることをやってきたと思う。

だから愛を扱うことは得意だし長けていて深い。
だが、
愛し合う関係で「ある」ということは全く無視されてた。
というか知覚がなかった。

あ、これは男女の関係のことを書いているんだけど
愛し合う関係で「ある」ことには決断がいる。

この「決断」は世界観の決断と同じやり方。

この人と愛し合う関係をやり切る。
(おそらく)生きている間中ずっと一緒に居続ける。
毎回瞬間瞬間で愛を交わすのではなく
深いものも浅いものも
愛の関係がないときも
必ずこの人と愛の関係を結び、持続し、やり続ける・・・
という「ある」状態に対して決断する。

(最初から天才的にできている人は決断してない。確信だけがある)

自分で「一緒にいると決める」こととは違う。
自己満。
まして周りの目があるから別れないとかとは全然違う。

2人で1つであると決断する。
1つであることが決まりきっている当たり前のことで「ある」とする。

そういう感じ。
愛し合うとは概念が全然違うんだな。

ぜひこれ、一度読んでみてほしいと思った。
翼 (鉄筆文庫 し 1-1)/白石一文

この「翼」の方が愛の関係の世界観・・・人生観を
「草にすわる」の方が愛そのもののを・・・自分の愛を

知るそれぞれのヒントになるかなと思った。

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