もしも自分が誰かを救い引き上げることが向いており、むしろそれを誰かと共にプラスの世界でやりたいのだとしても、それをやってはならない。目的とすることを目的にしてはならない。困難だけが目の前に出現する。目的を本当に得たいのであれば、その2歩、3歩先をやらなければならない。本来本当に必要なことをしなければならない。そうすれば1歩目は簡単に手に入るようになる。
例えば貧困にあえぐ現実を変えたいのであれば、救急医療ではなく経済の復興に力をかけなければならない。標準値以降の世界では「そうなってしまう」程度のことを向いていては、そうなりもしない。「それ以上の最大値」を得るために踏み出す必要がある。
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