自分の強みを明らかにする松原靖樹のエスモーズ理論

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【千式】最後の審判 0687


「アウトサイド」1話目はここから

審判者という職業を名乗る男はこう言った。「私は審判者という仕事をしていますが、審判そのものをすることはありません。やることは事実を集めることだけです。死が近い人の人生の関わりから、本当のところ何があり、現実はどのようであったかの材料を揃えるのです」良枝はまだよく分からない。審判者と名乗るような人が審判しないのであれば一体誰がそれをするのか。この人の上司なのか。神か?
「材料は揃いました。審判するのはあなた自身です野間良枝さん」あなたの主観では一片の疑う余地もないほどいい人生だったとあなた自身がその手記に記しています。だがどこをどう探ってもあなたの周囲は、大なり小なりその見解とは反対のことを心に持っていました」そこまで言って林は沈黙した。野間良枝も黙っている。

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