自分の強みを明らかにする松原靖樹のエスモーズ理論

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【千式】正也の動機 0680


「アウトサイド」1話目はここから

良枝の夫、正也には時代を変えて話を聞く必要がある。いつものように林は判断した。最初はやはり結婚前後の若い頃だろう。
正也は体が強い方ではなかったようだ。精神的にも肉体的にもきつい時期に良枝に出会った。恋愛がしたかったのではなく、厳しく忙しい現実から逃れたかった。良枝は呼べば会社のある上野まで来てくれたし、話を黙って聞いてくれた。余計な話をしてきたり、気を使う必要がなかったので楽だったというのが正也側の真相のようだ。
ある日大きなミスをしてしまい、落ち込んでいるときに結婚もいいかなと思い立った。良枝の実家でも温かく迎え入れてくれたことが決め手になった。とにかく体に負担が大きく、休暇が取れるのは新婚旅行が最初で最期のチャンスのような気がした。

林はその時代の正也に付いてよく彼を観察した結果、そういう結論に至った。

比較メインサイドストーリー 結婚 0665 

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