自分の強みを明らかにする松原靖樹のエスモーズ理論

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【心の強み01】心の強みって何か?


■「強み」は自分だけが優れて『できてしまう』ことをいう。

誰もがいくつも持っている。力であり武器であり、他の人には難しいことが自分には簡単にできてしまう。強みは成果のために使われ、人よりも高い成果をやすやすと上げる物事のことをいう。

では心の強みは何か?

■強力な武器を上手く扱うことで凄まじい成果を上げることができるとする。

同じような強みを持つAさんはそれを「身近な人のために役立て、自分を生かす方法を十分に吟味して、どのような場面で何をすればいいか慎重に扱う術を持っている」。

これに対してBさんは「自分の感情の赴くまま使いたいときに使い、人を傷つけようが迷惑をかけようが一向に気にする様子がない」という場合。

どちらの方が人格が高いと言えるだろうか?

強みはそれを扱う人間性をよく問題にする。

■人格、人間性。そういったものと「心の強み」は大きく関係する。

「人格が〜」「人間性が〜」・・・・胡散臭い。なぜ胡散臭い理想論に聞こえるかというと、胡散臭い欺瞞者がそれを言い続けてきたからだ。自分の都合で相手を従わせる者や、超常現象を用いて知覚の狭い者を信者にするヤツらがそんなことを言ってきた。

もちろん間違っている。

人格や人間性の根本は全て「自分を生かすためにある」。なぜ断言できるかといえば、それが個性だからだ。

こういう言葉を聞くとつい道徳を思い浮かべてしまうかもしれないがそうじゃない。自分の人格、自分の人間性、自分はどんな人間でそれをどのように扱っているのか?その扱いがうまければ「人格者」「人間味がある」と見られる。

いや、人から見られなくてもいい。『事実そうである』といえる。

逆に自分に反した扱いをするのなら、それは自分で理由をつけて自分を殺しているということなのだから、そんな人の人格が高く、人間味があるわけがない。

もし周囲から好意的に見られているのなら、それはそういう仮面を被って「自分を殺し周囲との強調する術」を使っているだけだ。

■内面は誰にも見えない。自分でも思い巡らすことはできても見ることはできない。

外に現れている現実は、自分も他人も見ることができる。だからその現れを見て、人はその人を測る。

あの人はいい人だ

なんだか怖い

まさか人を殺す人には見えませんでした

まさに女神です

ならアイロンのピシッと当たったスーツを着て背筋を伸ばし、ハキハキと喋り、人をいたわる言葉をかける人は人格者なのか?それとも詐欺師なのか?

詐欺師が人格者ではないことは明らかだが、なぜ詐欺師はそういう外見をするのだろう?

人が外に現れた物事で安易に判断を下すことを知っているからだ。ではなぜ、人はそんな安易な判断を下すのか。もちろん人の中は見えない。「よくわからない」からということにも一理ある。

多くの人が「自分自身のこと」をよく知らない。部分的にしか知らない、というだけではなく・・・・自分のことであっても誤認して、思い込んで「これが自分だ」としている。

よく「自分のことほどわからない」というが、それは自分のことを正しく知る習慣を持ってこなかったということだし、その方法も持っていないということを告白しているようなものだ。

自分に対してですら不正確な判断を下す。習慣も方法もない。

なら人に対しても正確な判断はできず習慣も方法もない・・・見て判別するということを除いては・・・となるじゃないか。

これが本当なら自分のことは「見る」ことができないのだから、自分に対して不正確な判断を下すというのも筋が通る。

これが安易な判断を下す・・・・安易な判断しか下せないし、下さざるをえない、ということだ。

■自分も人も、安易で多くの誤りを含む判断を下す。そしての判断を元に「自分を進めようとする」のであれば、そういう人が「人格が高い」「人間味がある」とは言えない。

たまたま相手の要望に一致したとしても、それは勘違いが偶然ヒットしたにすぎない。

しかし、そういう不正確さが背景にあっても、目の前にある武器をすぐに使うことはできる。つまり「強み」は人格には関係しない。だが「心の強み」は人格に強く関係する。

自分が優れている心持ちは何か。

自分が人よりも多く、大きく湧き上がってくる心の作用は何か。

人よりも強く感じ、重要であるものは何か。

こういうものが自分自身の中にある。それも強くある。人が持とうと努力して得られる結果を、最初からはるか多く持っている。それは何か?

そして

それを十全に生かしているのか?

自分の中に既にある、心。強い心。湧き上がる思い。それを『正しく知る』

そしてそれが活躍できるように、ときには軸になるように、一時孤立しても自分を信じて進んでいくことができるように、その根本を『生かす』

それが「心の強み」の考え方であり、

その結果が「人格が高い」「人間味がある」ということだ。

■「自分の個性を生かす」という意味では、強みを生かす、才能を発揮する、自分を支える人がいて関係を築く、というようなことと変わらない。

その生かされるべき物事は目に見えない。内側にしかなく、何とでも言うことができる。自分にも人にも「見せる」ということで容易にごまかすことができる。

だからまずやることは、見極める目を作らなければならない。

心の強みが何か?本当はどういうものか。自分にはどういった心の個性があるのか?ということを、一般論や「見た目」に流されずに知る力をつける必要がある。もちろん惑わされなくなるためであり、心の強みにフォーカスするためだ。

そういったことを次から見ていこう。

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