自分の強みを明らかにする松原靖樹のエスモーズ理論

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まず揺らす

こちらの記事に啓発受けて。

ビジネスコースに参加している人のアドバイス。
乱暴に言うと2種類ある。

ひとつは、こうやれば確実に売れるというアドバイス。
(アドバイスするまでにヒアリングはかなりしてる)
もうひとつは、まずこれをやってみてというアドバイス。

この2つ目のアドバイスでは
「どうなるかわかない」前提がある。
もちろんうまくいく確率の高いことを言っているが
同時に、
どういう結果になるかやってみてからでなければわからず
その結果によって今後の方針を決めて行くこと、
を言うことがある。

これが揺らすということになる。

揺さぶりをかけて様子を見る、というのは
例えば近代までの戦争ではよく見られた方法で
反応を取ってから対応策を採用する。

剣術の世界では後の先という。

揺らさなければわからないことや見えないことがあり
わからず見えなければ確実に失敗するのであれば
結果はどうあれ、まず揺らす必要がある。

たとえばコンサルティングでヒアリングをしても
そつない答えしか出ないとか
通り一遍の答えしか出ない場合は
揺さぶるために痛いところをついたり
絶対に答えが出ない質問をすることもある。

これまでいつも同じパターンで恋愛が上手く行かない人は
これまでの異性への採用基準を変える必要がある。
だが、これまでひとつの基準でひととおりの人を選んだので
いざ新しい基準と言われてもわからない。

または夫婦生活がうまくいっていない人は
これまでの基準で同じように接するとこれまでと同じ結果になる。
努力しても何も改善されないし変わらない。

どちらの場合も揺さぶりをかけることでどんな変化が出るかを見る。

恋愛の方なら、絶対付き合わない人と付き合う。
夫婦の方なら、これまでと真逆の対応をしてみる。

どちらもそれなりに筋金を入れて行う。

揺さぶりをかけてどうなるのか?を見ることが目的なので
どうやっていいかわからなければ
「それをやったらまずいだろう」ということをやる。

実際にまずくなっても
どのみち今までまずかったのだから問題ない。
違うまずさが出たことでどうなるのか?
を見る方がやる価値がある。

ほとんどの場合でまずいことが起こらないのはなぜかというと
そもそもそれをやり、実際にまずくなった経験はなく
頭の中でこんなまずいことになってはいけない
と思っているだけだから。

それが過去、
揺さぶりを排除してきたし
だから通り一遍の望まない結果を生み出す。

なにか新しいことにトライするときは
限界まで揺さぶってみる。

それをやるとはじめて、
この物事では、自分の触れ幅はこのぐらいだ
ということを知ることができる。

その触れ幅・・・極端な向こうとこちらの間で
自分がどこがベストなのかを探ることができ、
あるいは
この物事は全然向いていないので止める
とわかることができる。

ところが普通はこれを慎重なところからはじめる。

新しいということはわからないことなんだが、
失敗するのを避け
ダメな自分を証明しないために
できるところから
できる範囲で
できるように頑張る。

自分を変革させたい人もこの方法を採ることがよくある。
そして何も変わらない。
「前よりよくなった」という発言が出てくるようになる。

手前からやると必ず失敗する。
触れ幅の最大の向こう側とこちら側をやることで
その間を調整すればうまくいく。

だからアホみたいに数をやる人とか
アホみたいに深さを追求すること、
と思ったら三日坊主で飽きたらやめる。

必死と真剣に取り組むかと思えば
あっさりと手のひらを返す人。

三日三晩仕事をするかと思ったら
3時間でその仕事を辞める人。

そういう人が実のところ
自分に何が向いているか、
自分がどういう人間かを知っている人であり
それは全て
自分ができる行動の全てを行うことで感触をつかみ
自分自身を知る努力をしている人である、といえる。

机上で、理論で
自分はこんな人間だという人、
占いや統計で自分はこんな性格だという人、
誰かの分析やリーディングで価値を見いだす人は、
全てクソインチキでしかない。

それがやらない人間・・・頑張ってるとか言いだす人で、
やる人はひとつの行動をするのではなく
向こうの限界とこちらの限界を両方やる人のことをいう。

自分がどんな人間か実際に語れるのは
そういう人だけだと思う。

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