自分の強みを明らかにする松原靖樹のエスモーズ理論

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プロファイリングは統計です


こちらは2009年4月2日に掲載されたコラムです。

名古屋で何名かの人に言われたことは、「すごい分析力ですね」ということ。

せっかくそう言ってくださったのに申し訳ないですが、これは分析ではないのです。

正確に言うと、分析も含みますが分析にはほとんど頼っていないという感じでしょうか。

よくテレビや映画でFBI捜査官がプロファイリングするシーンがあります。

「犯人は高学歴の白人男性。年齢は30歳~40歳。高収入で離婚歴があり・・・云々」

なぜあんなふうに当てることができるのか?を考えるとき、

私たちはものすごい心理分析力だなと思ってしまいます

あれは極論すれば四柱推命や西洋占星術などと原理は同じです。

つまり統計であって、分析でなければ心理を読んでいるわけでもありません。

当たった!からといって騒ぐことでも驚くことでもないわけです。

単純に統計的に定まっている公式に基づいて回答を導き出しているだけにすぎません。

と、似通ったことが僕の身の上にも起こっています。

僕の場合は統計の引き出しから引っ張り出してくる左脳よりと、

直感的に感性で質問を組み立てていく右脳よりのことと、両方を併用しています。

もちろん分析も使うことがあるし、熟考したり、観察したり、
逆に見えないものを見たりなんかもしています。

とにかくフル活用している。

ここで僕が言いたいのは、分析じゃないよ誤解だよということではありません。

人は知覚できるもので物事を判断しようとするということです。

逆に言えば知覚できないものでは判断できない。

だから、判断しにくいものがやってきたときに自分が知覚できる枠に組み込もうとする
ということです。

そしてこのことが、
視野を狭めてありのままの状態を受け入れることを拒否させてしまいます

つまり、
人間として自然な働きこそが、素直さを奪うもっとも大きな原因になっている
ということです。

より正確に言うと、自分が知覚できる範囲に無理やり当てはめるケースと、

理解できないことをスーパーパワーだとして無条件に信奉するケース、

理屈に合っていないということで完全拒絶するケースに分かれます。

霊的現象によくあるのは「無条件に信奉」「完全拒絶」の2つです。

いずれにしても、物事をありのまま受け止めることを阻害しています。

こういう状態をクリアにして、

自分の周囲で起こっていることにどう対応するのが良いかというと

理解できようが何だろうが、説明や納得を求めずに一度受け入れることです。

もっと直截的に言えば、
怖れと不安から拒否する理由を探すのをやめることです。と同時に、

自分の知覚枠に当てはめることをやめて、相手にどういうことなのかを聞くことです。

僕の場合で言えば、たとえば個別コンサルで

ビジネスの話になれば経験と分析を評価される傾向にあるし、

スピリチュアルの話になれば直感や感性を評価される傾向にあります。

それは確かに間違いではなくても、正しさの一部でしかありません。

それが何かを知るためには(知らなくてもいいけど)
相手に聞くということが最も大切な行為になります。

相手に聞くには勇気がいる場合があります。

なぜなら、自分は知らない人間だという前提で聞く必要があるからです。

知らないから教えてもらうのであって、
自分の答えが正しいかを確認するために聞くのではありません。

人間関係にしてもビジネスにしてもスピリチュアルにしても、
細かい仕事内容や日々の問題にしても

それがいつまでたってもうまく行かないのは、
頑なに自分の知覚の範囲で何とかしようとするからです。

うまく行ってはいるが、それ以上発展しない場合も同じ理由です。

いずれの場合も、根底にあるのは
知覚(理解)できないものに対する拒絶と無理解にあります。

うまくやろうと思って行動を試みても、
結局知覚の範囲内で行うので同じことをやってしまいます。

新しい知識を取り入れても、結局理解できないものはできないので、
結果が同じになってしまいます。

これを打開するには、ありのまま受け入れるしかない。

ありのまま受け入れるには、素直に聞くしかないということなのです。

わかっている(と思いこんでいる)ことも素直に聞くしかない、ということです。

結局最終的には、聞く人がうまく行く人だということになるのだと思います。

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