自分の強みを明らかにする松原靖樹のエスモーズ理論

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世には「遅れ」がある ~「遅れ」シリーズ1


最近シリーズを書いていなかったのだけど、ここにきて俄然「遅れ」について書いてみたくなった。

「遅れ」を制するものは世界を制す、です。言い過ぎたな・・・間違いない!!

ほぼどのような物事にも「遅れ」はあって、

例えば食べてから消化吸収されるまで。

満腹になってから満腹感を感じるまで。

売上が立ってから入金されるまで。

正しい成果が上がってから、しかしなぜだかなじまないことがわかるまで。

物事には必ず「遅れ」があるものです。

日常生活の中では、この「遅れ」をある程度感覚的に予想できて

だからあまり不整合がなく毎日を過ごすことができています。

不整合がないという目線で見ると、インターバルの短い「遅れ」は不整合を起こしにくくなっているし、

慣れてわかっている物事に対しては、「遅れ」は何の問題にもならなくできています。

インターバルが短いと言うのは、鼻をかもうと思ってティッシュを手に取るとか、

慣れているというのは、このぐらいの分量食べたら満腹になるとわかっていることだったりします。

「遅れ」が問題になったり、感情的に苛立ちを覚えるのは、

予想以上に遅れるか、先が見えないぐらい遅れるか、その遅れの実態をつかむことができないときです。

なので、「遅れ」の性質を良くつかんでいる人は世界を制することができる、ということです。

「遅れ」に悩まされる一番の理由は、「遅れ」そのものを悪いとか、知らないと思い込んでいることです。

予想や期待と違う「遅れ」が生まれたときに、不整合がむくむくと持ち上がり、

感情が乱れたり、事業に問題が起こったり、人間関係にギモンが生まれたりします。

「遅れ」というのは物理的現象なので、ああなればこうなるということを

知っている人は対応がうまく、知らない人は感情的に乱れる・・・というようにできています。

自然の摂理に怒ったり失望したりしてもしょうがないのだけど。。。

「遅れ」とうまく付き合っていくためには、色々な「遅れ」の性質を知ることからはじめます。

大体の場合自分の予想や想像と、実際の「遅れ」との間にギャップがあって、

このギャップを埋めることが「遅れ」を知るということになります。

「遅れ」を知るために、まずできることは

いつもこのことで怒っているとか、いつもこのことがうまく進まないとか、いつも問題を抱えていることに対して

自分が期待していることと、物事が本当に動くことのギャップの差を観察で知っていくようにします。

読み違えている、という前提で物事を観察するだけで・・・・誤差を埋めるだけで、

たったそれだけのことで物事がうまく回りはじめることがたくさんあります。

例えば、人に何かを教えて、その人の習得スピードや実行動に移す時間が遅いとして、

だけどもその人の事実のペースを知るために観察してみる。

それをせずに相手に対して「やらない人間だ」と決めてしまうのは

相手にも酷だし、自分も計り間違いをしているということになってしまいます。

「遅れ」を観察するときは、何事も焦らず大きく構えるのがコツで、

例えば僕は早食いをしてしまうのだけど、ゆっくり食べながら「遅れ」のインターバルを短くすることに取り組む。

(早く量を食べると、満腹感が来るときには満腹以上の状態になっている)

最もゆっくりなペースで観察することで

実際の「遅れ」がどのように進むのかがつかめるし、

実態がわかれば、その「遅れ」を受け入れるのか、リスクとして省くのかの適切な判断ができるようになります。

まずは行動の「遅れ」・・・つまりは自分の打ち出す成果や事実をよく知って

その事実をものさしとして、どのようなことに取り組むのか取り組まないのかを決めていくことです。

通常は人よりも「遅れ」が短いものが得意分野。長いものが不得意分野になります。

得意に絞り込む必要はないのだけど、「遅れ」そのものを知っている、支配していることが

自分をうまく運ぶための強力な武器になります。


【「遅れ」シリーズ】

世には「遅れ」がある
(この記事)

遅れの認知だけがビジョンを作る

遅れの誤差を埋める

「遅れ」×「遅れ」が生み出す世界

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