自分の強みを明らかにする松原靖樹のエスモーズ理論

HOME / コラムを読む

優れたBAに共通している3つのこと


BAは頭が良い、戦略家だという印象が強いがそれもまた基礎でしかない。

可能性や確率を検討する力
物事の筋道を立てゴールに至る力
直感による適切な判断

の3つがBAの基礎能力になる。

に加えて、真の良いBAが必ず身に付けているべき3つの力がある。

実地検証できる
分岐点を見極める
因果関係を作る

実地検証できるというのは、BAは机の上で頭を巡らせるイメージが強いが
実際には現場に出かけて行き、調べ、検証し、実感を伴い、経験することをいう。
ひとつの結果に至る方法がいくつもあるなら、その全部をトライして試す。

地味でひとつひとつの作業を、科学の実験のように行って検証する。
仮説検証ではない。
ないものを想定してやってみるのではない。
既に起こったことを起こった通りに再現するのが実地検証になる。
「起こった事実を確認できる力」といえる。

優れたBAは必ずこれをやっている。
地道で時間がかかる方法なので感覚優位のBAにこれはできない。

優れた探偵が必ず現場に足を運び、聞き込みを重視するようなものだ。

分岐点を見極めるというのは、
ある物事が2つ以上の選択のどちらに流れるか
「今まさにその時」という時間のポイントをつかむ力になる。

BAは特性として「枝分かれ思考」ができる必要がある。

ああなったら、こうなる。
だがこういう場合はこうだ。
もしこうなったら、こうなる。その後こうなる。

というような、物事がどう動いたらどうなるか?を知らなければならない。
様々な可能性を検討でき、それぞれの対応法を持っている必要がある。

この特性の延長に「分岐点の見極め」がある。
いつ、「ああなる」のか、「こうなる」のか。
今まさに物事が動いた時なのか、そう見えるだけなのか。
ここが最大に上手くいっているのか、まだ伸びるのか。
ここが下げ止めなのか、このままではヤバいのか。

株のトレードを考えるとわかりやすい。
今が分岐点なのか、まだなのか。
タイミングを見て、その後どうなるかをつかめるのが・・・
特に中長期でこれができるのが優れたBAの力になる。

当然、枝分かれ思考ができ、対応策も複数持ち
経験とケースを持っているのでタイミングがわかる、
という順番になる。
経験とケースがあってもタイミングがわからない者もいる。

分岐点の見極めは訓練によってでしか身に付かない。

因果関係を作ることができる。

BAは頭を使って作戦を立てるイメージが強いが、これはまだ未熟だ。
戦略で思い通りにできるということは創造を使うのではない。
現実既に決まっていることの連続を使う。

因果関係というのは、原因と結果がほぼ100%一致しているもののことを指す。
たとえば壁のスイッチを押せば、電気がつく。というぐらい明らかなものをいう。
だから人間心理やマインドが関わることに因果関係はなく、相関性だけがある。

「ああすれば、こうなる」

世の中には電気のスイッチのように明らかにそうできているものもある。
だがほとんどの場合で、そうはならないのに原因は○○だ!という誤解がある。
良いBAはそれを整理することができ、
因果関係があるものと、それがないものをわけることができる。

そして因果関係があるといえるものが何か?に精通すると
物事の関係性が手に取るようにわかるようになる。知覚できるようになる。

その因果関係のあるもののデーターベースの中から
どれとどれを組み合わせると「何がどうなる」のかわかる。
その組み合わせを生み出す力が因果関係を作るということになる。

ここまでできるようになってはじめて、優れたBAだといえる。

これら優れたBAに求められる資質以上の力は
どれも経験や思考の「量」を必要とする。

強みや直感に頼ったり、過去のケースから「わかる」程度で止めてしまうと
この3つは手に入らない。
BAも他のポジションと同様、伸ばすには努力と訓練を必要とする。

得るべき力を得て初めて真のBAであり、
ただ頭がいいだけの連中なら世の中に腐るほどいる。

トップに戻るボタン