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専門家と職人は違う


こちらは2010年03月18日に掲載されたコラムです。

一人踊るセミナー系●●と○○は違うシリーズです。いや、別にシリーズじゃないか。

専門家と職人は混同しやすくて、間違えることもよくあります。

例えば、「専門家なので融通がきかない」みたいな言い方をすることがあるけども、

それは職人の場合に使う言葉だったりします。

ある専門家に言わせると、専門家は特定の分野の物事を熟知している人なのではなく、

その専門分野において、

必要な情報がどこにあるのか、どうアプローチしてたどりつくことができるのか?を知っている人

・・・なのだといいます。

(グーグルマップ使える人?みたいな??)

専門家は専門分野の知識と情報を身につけ、原因と結果とか、入口と出口のありかを把握している人です。

当然ある程度の深堀された揺るがない知識を身につけているし、的確な判断力もあります。

 

職人は、専門家よりも専門特化された技術者のことです。

その道のことに通じている(専門家)のではなく、その場所のことのみ追求している人のことです。

そしてその場所は「方向性」ではなく、多くの場合技術を伴う狭いカテゴリのことです。

一般的に輪島塗の職人というと、輪島塗だけに何十年も追及していく超専門職を思い浮かべるのに対して、

代替医療の専門家というと、代替医療の各ジャンルは当然のこと西洋医学や精神にも通じているというような

もっと幅広いイメージがあります。

(輪島塗の専門家とか、代替医療の職人、という使い方は通常しない)

 

なぜこんなことを書いているのかというと、職人よりは専門家を誤解している専門家が多いのだけど、

専門家は職人のようにある特定ジャンルや分野の技術力を高める人ではないということです。

専門分野と専門の周辺分野、対立分野、根本的考え、別種の根本的考えなどを

専門分野を基軸として道筋をつかんでいる人のことです。

専門家の義務や責任・・・というよりは、特性として、

専門分野に偏った一方的支持の態度は専門家失格だ、

ということを専門家は知った方がいいと思います。

もちろん専門家にはその専門分野の開拓や、発展を促すという仕事もあります。

ただ、専門分野に特化した情報や知識だけでその専門分野を発展させることは、

例えば「ネットワーク系の科学」から考えても、体を部分として治療するという西洋医学の限界から見ても、

かなり明らかに無理があります。

難しい例を出さなくても、会社が各部署の集まりによって動いているとか、

人体が異なる機能を持つ内臓などの器官によって成り立っていることを考えるだけでわかり得ることです。

専門家は、専門としているその道から山を上る方法を熟知した上で、

その道から派生している、山に向かない道はどこにつながっているのか、

山に登るための別のルートはどこにあるのかを総じて知っておくということです。

なので、職人がひとつの場所で深堀するのに対して、

専門家はひとつの道から広げていく、というスタンスになります。

ひとつの技術を深堀している専門家は専門家失格です。

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