自分の強みを明らかにする松原靖樹のエスモーズ理論

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強みを生かすがけっぷち?~定期メールマガジンより

今日は強みのお話をするときによく出てくる話を書きます。

強みが最も発揮される時が2つあります。

1つは言わずとも予想できるように、乗りに乗って最高の状態にあるとき

こういうときは、自分の持ち味をとてつもなく生かすことができるので、

「自分はひょっとして天才じゃないだろうか?」というぐらい力を発揮します。

 

過去を振り返ってみるとこういう経験の1度や2度、

思い出すことがあるのではないでしょうか。

 

に対して、もう1つのケースは【がけっぷち】のときです。

【がけっぷち】のときはそれ以上失敗するともう後がないので、

手持ちのカードの中から、出し惜しみせずもっとも強力な札を切る必要があります。

つまり強みの出番がやってきます。

 

強みというのは本来、状況を問わず「自分にとって最も成功の確率が高いもの」です。

【がけっぷち】では確率の低いものを試している余裕がないので

確率の高い強みを使わなければならなくなります。

 

が。

これがある一定の成果を出したりなどすることがままあります。

強みを使っているのだから成果を出すのはある意味当たり前だからです。

 

ところが。

一度がけっぷちに自分を追いやって、そこから強みを使ってうまく行かせる

というパターンが身につく人は、実はものすごく多いのです。

ある意味無駄な回り道であり、ある意味必ず強みを使える方法でもあります。

しかし確実に言えるのは、

『負担となるストレスや負荷を自分にかける方法』だということです。

 

僕もコンサルティングなんかをやっていると、成果重視になります。

成果を得るためにどうするかを考えますが、

同じように成果を得るために「最も良い」と思いこんでいる方法が、

この【がけっぷち強み発揮】の方法であったりします。

【がけっぷち強み発揮】はキケンと隣り合わせです。

 

慣れてくると落ちないとわかっている崖に自分の身を置いて、

さあ強みを発揮しましょう、という状態を取ってくるようになります。

こうなると自分にとっての危険はないように思えますが、

周囲はいつも崖に身を置いている自分を見て、疲れたり、嫌になったり、

信頼できなくなったりしていくものです。

 

根性や努力で進んでいく人に多く見られるケースです。

 

がけっぷちに身を置くのは完全にその人が持つ【ブロック】です。

ブロックというのは、神経伝達をブロックする構造から来ていますが、

簡単に言うと、

「本当はこうしたいのに、別のこの方法こそが正しい」とする勘違いです。

通常トラウマや過去の学習によって身に付きます。

 

苦労しなければうまく行かないとか、努力しなければ成功しないという考え方は

全てここに当てはまります。

または、理想どおりに行くほど甘くないという思い込みも同様です。

 

自分で自分を苦しい方向に持って行って、それで初めて力を発揮するという

メカニズムは確かに強みを発揮させることにつながりますが、

必ずしも良い方法だとはいえません。

 

強みに貴賎も善悪もありません。

使っている人がうまく行っている人で、使っていない人がうまく行かない人です。

がけっぷちから強みを使う人はうまく行きながら、多大なストレスを抱えている人です。

そういう人はいずれ「このままでいいのか?いいや良くない」という結論に至ります。

 

この状態を避けて、ベストな状態で強みを発揮するためにやることは2つあります。

 

1つは自分の強みが何かをよく知って、過去どのような場面で「スムーズに」使われたか、

どのような内容、相手、場合でうまく行ったかなどの、【資産の棚卸】をすることです。

同じような似た場面では応用がきくし、利かせるとうまく行きます。

 

もう1つは、ブロックに直接対応することです。

僕がいろいろな人の強みを見ていて、【資産の棚卸】から取り組んだ方が

いいと感じるのは全体の半分くらいです。

もう半分は先にブロックを解消しないと(がけっぷちに身を置くことをやめないと)

本来の強みの持ち味が生かされないという方です。

 

ブロックに対応するのは、イコール思い込みに対応することです。

その1番の方法は「気がつくこと」

気がつくだけで解除されるブロックはあります。

 

もう1つは、

感情面でストレスに感じることを味わい切ります。

人は負の感情を避ける傾向にありますが、感情にいいも悪いもありません。

人のメカニズムとして勝手に生まれてくるものです。

この感情を飽きるまで味わいきるとこれまでの悪感情が解消されることがあります。

 

最後。

こうあらねばならないと思い込んでいることは、1度やめてみます。

大体、論理的な理由や説明がつくもの、正しさを証明できるものほど

自分を縛る大きな鎖になっていることが多いものです。

それを「やめてしまうと大きな不安を感じるもの」を1度やめてみます。

その上でどんな変化や発見があるかを試してみると取れるブロックがあります。

 

がけっぷちではなく、スムーズに強みを使えるように移行していくと

より楽に、もっと早く、確実な成果を得ることができるようになります。

 

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