自分の強みを明らかにする松原靖樹のエスモーズ理論

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最大の理由を選ばせる二択の質問〜〜本質を引き出す質問法02


【本質を引き出す質問法シリーズ】

質問の前提~本質を引き出す質問法01
最大の理由を選ばせる二択の質問~本質を引き出す質問法02 (この記事)


自分や相手の価値のありかを探ることは、
本質的なポイントがどこにあるのか?を見つけるのに有効です。

価値のありかは価値基準と呼んでもいいのだけど、
価値基準はその人がその人である以上
自然に自分んらしく何かを選別する基準のことです。

簡単に言うと、
何を本当に大切にしているか?ということです。

価値基準が明確になると
その人の本質が明らかになります。
本質的にどのような人間であるかが明かされます。
人格、資質、人間性などが浮き彫りになります。
また、問題や自分らしくないパターンもわかってきます。

相手の価値基準を探るのに効果的な質問は、
何か行動(体)考え(頭)感情(心)に対して
「なぜ」それを選んだのか、そうなったのか?ということを聞きます。
「なぜ?」を使うのは質問の基本です。

そして、その回答が出たときに最初の質問をします。
「そのベストな答えよりも、上の答えはありますか?」

この質問で、視点を最初の回答を超えるものに向けることができます。
それがなければ最初の答えが、
少なくともその話題の中では価値基準になります。

もし別の答えがあったとしたら、
「さっきの答えよりも上の答えがあるのに、
なぜさっきの答えを最初に答えたのでしょう?」

と聞きます。

これは、後で出てきた上の答えが実は上ではない可能性があることを確かめることと
その答えが本当の答えだとして、
最初の答えとどのくらいの隔たりがあるかを確認します。

最初の答えと適切な差があり、
後の答えに確信があるなら、そのままで構いません。
それが価値のありか(少なくともその話題では)になります。

最初の答えと大きく違う場合は
なぜ最初の答えを先に言ってしまったのか?に、価値に反するポイントがあります。

価値に反することが、先に出てくるということは
そこに自分をストップさせるブロックや処世術があります。

ブロックや処世術があるということは、
わざわざそれをやらなくてもいい状態を避けているわけだから、
避けなくてもいい最初の、素の状態こそが価値のありかになります。

最初の答えとあまり差がない同等の場合・・・本人がどちらとも決めかねる場合は
その2つの答えが納得のいく、本当に同等だと思えるものであったとしてもこう聞きます。

「それでも僅差で、ややこちらの方が上というのはどっち?」

それで上に選ばれた方が本当の価値基準になります。
それでも選べないという場合はこういう質問をします。

「Aは100%満たされるけども、Bは一生手に入らない場合と
Bが100%満たされ、Aは一生お目にかかれない場合
どちらの方を取りますか?」

究極の二択方式です。

ほとんどの人と、ほとんどの場合、
人はここまで突き詰めて物事を考えません。

ということは、この価値のありか・・・という物事に対して
本当に本当のことは何か?ということに目を向けてこなかったということです。

目を向けてすらいないというのは
ないことにしてしまっているということだから、
ツッコミを入れて聞いてみると、
どちらかわからない答えが2つ以上出てくるのです。

僅差の答えを限定して、必ず答えてもらうのは
ここを明らかにするためです。
明らかにすれば価値基準が浮き彫りになります。
僅差とはいえ、敗れた方の答えは捨てて構いません。

こうやって明らかにしてもしっくり来ない場合、
様子を見て何か違和感を感じるとか、
直感的に答えが違うような気がする場合は
さらに質問を重ねます。

「今の答えが根本的に違うとしたら、別の答えは何?」
か、
「答えが明らかになったけど、そもそも
この質問の話題になったことというのは自分にとって本当に大切?」

と聞きます。

最初の質問は、答えの無効化。
2つ目の質問は、前提の無効化です。

答えの無効かは確実にはっきりさせた答えすら、疑いの余地があるという目で見て
この答えがむしろ間違っているとしたら、本当は何?という目線を作ります。
これで本当の価値が明らかになることがあります。

前提の無効化は、この話題自体実は重要ではなかった・・・という視点を作ることです。
重要でないことを話してしまったので、改めて冷静に考え直そうという態度を作ります。
本当に重要ではないとなったら、その話題は全て捨てます。

無効化の質問は、物事が固まったときに有効に働きます。
本質に沿っているか?ということを確認することができる質問
本質であるかどうか?を明らかにして確度を高めることができます。

さらに疑問系の質問を重ねて確度を高める方法もありますが、
それはここではよしとしましょう。

この視点と、それに沿った手順を覚えておけば
相手の中にある価値基準をベースにした本質を明らかにすることができます。

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