自分の強みを明らかにする松原靖樹のエスモーズ理論

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未来を思い出す


こちらは2009年3月25日に掲載されたコラムです。

将来のことを考えるとき、人には希望が入ります。

希望というとパンドラの箱が有名で、
だから悪いものに対する最終兵器みたいなイメージが頭の中にあります。

ところが、実際には、

過去希望を抱いたものをリストアップしてチェックしてみると、
そのほぼすべてが達成されていない

ということが浮き彫りになります。

強ければ強いほど、理想であればあるほど、
その希望は無駄中の無駄に終わる確率を上げます。

これは単純な事実の話です。

まだ何一つ起こっていない未来、将来を考えるとき。

希望を織り込むと、途端に単なる夢物語となります。

夢物語ではなく、現実を積み重ねる前提で行うといい方法があります。

その中の、ひとつの考え方として便利なのは未来を思い出すという方法です。

まるで過去を思い出すかのように、未来を思い出すことです。

例えば、まだ未婚なら2年後結婚した将来の生活を思い出します。
過去を思い出すように思い出してみます。

自分はどんなところで何をやっているか。

相手はどんな人で、その先続きそうかどうか。

未来を思い出す方法というのは、単なる予想ではありません。
さも、80歳の自分が今から2年後の自分を思い出すような感覚で行います。

これは達成するために、努力し行動することが目的なのではなく、

確定された予想を導き出すために行います。

予想は通常あやふやなものです。

希望や欲望、欲求、間違った感覚、間違った理解などが織り込まれるからです。

予想からこういった余分なものを取り外すと、確定された予想だけが残ります。

それを、さも過去を思い出すように、未来を思い出す感覚で行います。

細部はあやふやでも、結論や結果はある程度確定して見えてきます。

乱暴な言い方で、かつ難しくまとめると長期視点で、現象論ということになります。

現象論というのは「台風が来れば稲穂が倒れる」という未来の確定された予想です。

理屈はさておき、感覚的にでも構わないので試してみると、意外に便利に使うことができます。

映画を観れば、まだ見ていない1時間後の映像も
「決まったもの」として観ることが確定しています。

そんな感覚でやってみるといいかもしれません。

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