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決定要因と制約要因は「反対」ではない


こちらは2009年10月10日に掲載されたコラムです。

心開くシリーズ最終です。

【心開くシリーズ】

1. 「心を開いていない」ことが諸悪の根源  
2. 「人が心配するぐらいオープン」だとどうなる?  
3. 「耐え得る小さなストレス」を省く
4. 決定要因と制約要因は「反対」ではない  (この記事)

決定要因と制約要因という難しい言葉を使っていますが、ここはひとつ例え話で出そうと思います。

2ヶ月だか以前、自宅からはちょっと遠いターミナル駅近くのカレー屋にふらりと入りました。夜だった。

お目当ての店が閉まっていたので、やっつけで入ったお店でした。

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   店内は込み合っていて、どうやらお酒が飲めるお店のようでした。

   店に入る。・・・・が、店員が全然お客を見ていなくて案内しに来ない。

   席に座る。・・・・が、水もメニューも来ない。店員を呼んで注文をする。

   カレーはなかなか出てこない。やっと出てくると、食器入れにスプーンが人数分入っていない。

   それを言おうとしても、店員がいない。

   「なんだこの店は!」と、サービスでキレるのは結構得意・・・・。

   ところが。

   カレーを口に運んでみると・・・・「なんだこの美味すぎる味は!」と気分一転。

   他の人の注文した別のカレーも食べてみる・・・・「美味い、美味すぎる、信じられない」という感じ。

   そして帰るとき。もちろん店員はレジにいない。なかなか来ない。

店を出てから参加者とよくよく話し合ってみた結論は・・・・「もう、あの店行かないね」でした。

でしたが、ここで「いや、あのお店に行く」という意見が出てきてもおかしくはありませんでした。

行かない理由は、店員の接客意識・レベルの低さに腹を立てたこと。もう二度とそんな気持ちになりたくないから。

行く理由は、カレーの味の美味しいさ。もう一度二度と経験したいから。

つまり、行かない理由と行く理由はそれぞれ全然別のところにポイントがある、ということです。

接客が素晴らしくてもカレーが不味ければ行く理由にはならなりません。

行く理由は接客ではなく味にあるからです。

逆も同じです。

行かない理由と行く理由は、それぞれが反対の意味を持つのではなく

全く別々の理由から行動が決まってくるということです。

決定要因というのが、行う理由になるもの。

制約要因というのが、行わない理由になるものです。

両者は内容がそれぞれ違うわけです。

ということは、たまに、行う理由と行わない理由が立派に両立することがあります

何かビジネスを行ったり、ブログを書くとき、行動するとき、そして心をオープンにするときに大切なことは

決定要因に手をつけることではなく、制約要因をいかに省き続けるかということです。

やめる、行わない理由さえなければ、さほど強い理由がなくても継続することができるからです。

この制約要因のひとつが「耐え得る小さなストレス」であったり、不安や恐怖であったりします。

制約要因を取り除いていれば、ひとまず長い目で見て安泰です。

必ずうまく行くとはいえないが、必ず失敗する事態だけは避けることができます

多くの人はうまく行く方法やうまく行く理由を探しますが、

長期的にうまく行くために必要なことは、うまく行かない理由を省き続けることです。

小さな抵抗を極力排除しようとすることもここに含まれます。

【関連記事】
制約がどんな成功法則より力を発揮する、ということ  

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