自分の強みを明らかにする松原靖樹のエスモーズ理論

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物事がうまく行かないとき。普通のとき


こちらは2009年3月12日に掲載されたコラムです。

物事がうまく行かなかったときというのがあります。

誰にでもあります。

なぜうまく行かないかというと、

   「人のせいにするから」とか

   「自分の不備」とか

   「根本的な原因」とか

を見る傾向があります。観察したり分析する人もいると思います。

が、これらは的外れではないものの、当たらず遠からずです。

物事がうまく行かないのは実は、普通のときです。

いつもうまく行っているやり方や、平易に進んでいるやり方をしているのに、

なぜか最近うまく行かないことが重なることがあります。

それは精神世界系であればバイオリズムや流れと結び付けるかもしれません。

論理的に考える人や専門家であれば、因果関係や認知心理などに原因を見出すかもしれません。

しかしそうやって掘り出した真実は1ミリも役に立たないということが多いのは、
私たちも肌感覚で知っています。

自己啓発をしても、自分を見つめ返しても、精神修行をしても、
かぶれているだけで結果が全く変わらない人はたくさんいます。

普通というのはとてもあやふやな状態です。

科学の世界では臨界状態とか、カオスの縁とか、そんな名前で呼ばれることもあります。

どちらに転ぶかわからない、ということです。

水は0℃で氷になります。0.2℃ぐらいであれば、水になりそうだし氷にもなりそうなわけです。

それを最終的に決めるのは「外気」であって、「水そのもの」ではありません。

同じように、私たちはうまく行かないことが起こった時に、

普通のことがつつがなく進んでいるかどうかを見ると同時に、

(水そのものを見る)

普通のことを行う「場」が間違っていないかどうか、
ということを見るようにします。

(外気に注目する)

普通のことが普通に進んでいるのなら、

うまく行かない原因は普通のことを行う「場」にあります。それだけのことです。

精神世界も論理的思考も自己啓発も出番はありません。

やり方がまずいということでも、自分は間違っているということでもありません。

自分と状況をよく観察して、ぴったりとマッチすれば物事はうまく行くし、
そうでなければうまく行きません。

うまく行かなければやめればいい。マッチするところに当てはめ直せばいい、
ということです。

やはり、それだけのことなのです。

大げさに考えるからややこしくなるし、ややこしくしているのです。

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