自分の強みを明らかにする松原靖樹のエスモーズ理論

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目標を、設定してはいけません


こちらは2009年12月14日に掲載されたコラムです。

最近この【一人踊るセミナー】をシリーズ で書いていなかったので、目標に関するエトセトラで書いてみようと思います。

 目標を、設定してはいけません (この記事)
 目標=天井です 
 目標を達成する確率は? 
 現実は内と外で作られる 
 目標を、設定しても構いません 
 正しい目標設定の仕方

目標設定に関してはいろいろな本や、セミナーや、社内教育なんかでごうごうと叫ばれていますが、
そんなことをしても無駄だ、という理由をものすごく多角的に見ていこうと思います。
合理的に、経験的に、精神的に色々と書いていきます。
目標設定しないのなら、じゃあどうすればいいの?ということと、
シリーズの最後の方では、目標設定した方がいいケースも触れていきます。

年始が近いので「来年の抱負」を考えている人は参考にしてみてください。


今日は簡単なストーリーで行きます。

昔僕が会ったことのある50代の女性起業家の話です。
彼女はあるとき僕にこんなことを言いました。
「松原さん、3年前に書いた目標をね、紙に書いて貼っただけで本当に達成できたのよ!」

それを聞いた瞬間、ゾゾゾっと寒気がしました。

達成された3年後の目標は、その時点から見て3年前の自分が作ったものです。
3年前の経験、3年前の知識、3年前の状態、環境、人間関係、実力、思考、感情などを持った古い自分が
何とか現実的にこうあろうとして作ったものがその目標だったはずです。

そして、3年間が経つ間に、色々な成長の機会や新しい人間関係。
情報やスキルの習得、成果、学びなどがあったはずです。
なのにもかかわらず、目標が3年もの間変化しない。
1年前の目標、2年前の目標、2年と11ヶ月前の目標がまさに今変化しない。・・・・ありえるでしょうか?

僕はこれを目的達成のための機会損失、と見ています。
目標が優位で、目標を達成すればいいという視点があるために、
自分らしく生きていれば得られた人間関係や、経験、情報などを拒絶して、
目的に適った、自分が近くできる範囲の「必要と思っていること」だけを取捨選択しているということです。

人間、集中力を発揮すると、成果を得やすくなるので、
確かに紙に書いて毎日見ていれば、思考や行動パターンはその方向に向かって集中します。

けれども、生きていく中では自分の予想しないことがたくさん起こるのに、
そんなことをやっているがために、予想しないことを排除して、目的に適ったものだけを取ろうとしだします。
これが目的達成のための機会損失です。

言い方を変えれば、自分の可能性を閉じて、せまっくるしい人間になっているということです。

達成された3年後の自分は、実は3年前を引きずった自分です。
3年前の実力で予想・予見できたものを手にするという行為です。
つまり、それを達成した人は、3年間毎日過去に生きていたということです。

もし毎日注意深く、自分ができること、自分に向かってくることを選択して、
今日できることを精一杯やって生きていれば(というのは普通に人がやることをやっていれば)
3年前に考え付いたことを、3年後の今日同じように達成する人などいません。

その理由は、人が成長するということと、人間関係など外の世界が変化していくからです。
多くの場合、目標を得るために自分(の成長や機会)を犠牲にするのが目標設定です。

明日は天井?の話を書きます。

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