自分の強みを明らかにする松原靖樹のエスモーズ理論

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直感で分かる、経験で分かる ~分かるシリーズ3


わかるシリーズ第三弾です。
前回は「分かる」「理解する」の違いについて説明してみました。
今回は同じ「分かる」ということにも右脳的、左脳的な違いがあるということを書いてみます。

全ては「分かる」からはじまる ~分かるシリーズ1
分かると理解するは違う ~分かるシリーズ2
直感で分かる、経験で分かる ~分かるシリーズ3 (この記事)
分かることには意味がない・・・ある? ~分かるシリーズ4
本質をつかんでも、見えないものが見えても何の意味もありません


今回この「分かるシリーズ」を書くことになったのは、
強み発掘のフィードバックオンラインを担当している2人の強み発掘家のギモンからでした。
分かるという物事の複雑さをどう理解したらいいか?という内容を簡単に説明してみます。

あ、何でもシンプル化する考え方というのは僕は結構反対で、
ここでは一応分かりやすく書いていきますが、
あとは発掘家の方も読者の方も、自分のケースとか観察で判断していってくださいね。

たとえば、「この人が言っていることはウソだ」と瞬時に分かった場合。
それが直感的に分かったのか?それとも経験的に分かったのか?を見分けるのは難しいです。

直感的に分かるというのを厳密に説明してみると
瞬時に何の迷いもなく、それ以外のことは思いつきもしないほどの確信的に結論だけがなぜか分かる
ということになります。
が、そんなことを思う暇もなく分かる、ということです。

経験的に分かるという場合は、
過去のデータと情報に瞬時に照会して一致が見出せる(見出せない)ので選択的に分かる
ということになります。
主に観察や分析、思考を伴うもののことです。

脳は、「分かる」という答えを導き出すまでに0.3秒ほどかかっているらしくて、
この0.3秒は経験的に分かる方の「分かる」です。
この経験的に分かるために脳内で働きが起こるわけだけども、
その働きを起こそうとする予備動作(なぜその方向性で分かるを主導しようとするか)が、0.2秒あるらしい。
これが直感的に分かる方の「分かる」です。

実際にはどの「分かる」にも両方が組み込まれていると考えるのが自然だから、
結局のところ両脳を使っているのだろうし、
「分かる」という一連の流れには、直感的・経験的の両方で分かっているということになりそうです。

少なくとも僕が強み分析や個別コンサルをするときはそういう理解をしていて、
最初の0.2秒が強ければ直感力で分かることを重視
後の0.3秒が優れていれば経験的に分かることを重視しています。

厳密に言うと、直感と感受性の違いなどがあったりするけど、
それは本題じゃないのでここではスルー。

あとは言語化できるかどうかということがあります。
特に感情や体感覚で「分かる」(直感系の分かる)場合、
適切な言語にして話すことが相当難しいので、アウトプットには時間がかかることがあります。

アウトプットに時間がかかるからといって「分かっていない」ということにはならないし、
むしろ、感覚器官の感じ方の方が言葉表現よりも複雑なので、
実はより深く分かっていたりする・・・ということもままあります。

が、強み発掘をする場合は、
より深く分かっているが、言語表現が苦手だから一見遅いのか
普通に分かっているが、言語表現が苦手だから遅いのか
それとも、
より深く分かっていて、言語表現が得意だからやたらと早いのか
普通に分かっていて、言語表現が得意だからやたらと早いのか
というようなことを見分ける目線も必要になります。

強み発掘家って、大変なわけです。

一般的に直感的で分かる場合は、プロセスを必要としないので説明が難しい場合がよくあります。
否定されることも、論理タイプの人に攻撃されることもたまにあります。

経験的に分かる場合は、情報取得、分析、適合や確認作業、言語化などのプロセスを踏むので、
たとえそういうことに長けていて、脳内処理が早くても直感よりは遅いという特徴があります。
理屈っぽい人はここに当てはまります。

通常どちらかに偏っている場合は、自分が持っていない力を持っている人のことを嫌い、
わかりあうことが難しいということがよくあります。

両方持っている人というのは、脳内プロセスがどちらかに偏ったタイプには理解されないので
天才に見えたり、逆にワケが分からないバカに見えたりすることがあります。
が、実際に「分かる」ということを考えたときには、両方使えたほうが精度が高まります。

逆に、「分からない」ということに対しては、直感の方が優れていて、
プロセスや説明抜きに分からないことが分かるという曲芸ができます。

経験的に「分かるか分からないか」を探ろうとすると、
過去情報に全く一致しない・・・イコール、分からないという判断を下してしまいます
が、実際には過去情報に一致していても「分からない」ということがあります。
たとえば、確率論なんかがそうで
今までうまくいったからといって、これからもうまくいくとは限らない・・・つまり「分からない」
うまくいくかもしれないし、うまくいかないかもしれない。
ということは、分かるか分からないかが、分からない、ということになります。

直感的な判断だけが、分からないとはっきり分かるという分野を持っています。
(が、万能じゃないのでやっぱりどっちか分からないこともある・・・)

なんだかややこしいですが、分からない人は分からないままでもOKです。
分かる人は分かるでOK。
分かりたい人はもういっかい読んでみてください・・・・って、最後までややこしいわ!

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