自分の強みを明らかにする松原靖樹のエスモーズ理論

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稼働域を超える件について


フェイスブックでつぶやいてみたのだけど、
なんか気になるのでちゃんと書いてしまいます。

稼働域というのは関節の曲がる範囲のことです。
稼働域を広げると熟練につながる。
適用範囲が広がるといってもいいし応用が利くようになったとも言える。

体が柔らかくなると関節の稼働域が広がる。
たとえば毎日のストレッチによって体が柔らかくなるように
自分の専門分野や活動の稼働域を広げることで
自由度やら、人気度やら、影響力やらが増す。

関節が誰にでもあるように、
自分を生かすことや、自分自身の力を使うことは誰でもできる。
その稼働域を広げる。
もっと広範に、スムーズに稼働するように働きかけをしてみる。

稼働域を広げると、そのうち広げることの限界に行き当たる。
関節がそれ以上曲がらなくなる、というような現象が起こる。

この限界に行き当たったときにイノベーションが起こる。
「この稼働域」ではもうそれ以上の成果を上げることはできない。
どんなにストレッチをしてもその関節はそれ以上曲がらない。

稼働域を広げることで熟練するのではなく、
もっと根本的に別の手入れをする必要が出る。

稼働域によって物事に取り組むのではなく、
別の稼働域を取り入れるか、
別の稼働域を現在に組み込むか、
全く逆の発想によって稼働域を使う前提を変えるか、
稼働域の適用するフィールドを根本的に変えるか
する必要が出る。

例えばブログでトップクラスの集客が可能にしたのなら、
最初はブログ以外のインターネットに稼働域を広げる。
やっていることは特に変える必要がない。
インターネットの稼働域が限界まで来たら、
そこではじめてイノベーションの可能性を考える。
稼働域を超える。

ここで大事なのは、
稼働域の限界に至るまではイノベーションしない方がむしろ良いということ。

インターネットの限界を見てイノベーションを考え、
そして例えば出版を考えたり、雑誌への連載を検討してみる。

稼働域が限界に至っても、これまでの稼働域を捨てることはしない。
土台にする。
これまでを土台に、次のイノベーションを考える。
これまでの土台抜きにイノベーションは考えない。

たとえば、インターネットで「書く」ことが集客の糸口になっているのなら
「書く」という別の切り口を考える。
たとえば本を出版する。

「インターネット」で書くということが切り口になっているのなら、
「インターネット」という別の切り口を考える。
たとえばポータルサイトを作るなり、インタビューを受ける。

そのイノベーションで採用する物事がまだ稼働域になる。
その稼働域をまた広げる。広げることで熟練させる。
その稼働域に限界がやってきたらまたイノベーションが起こる。

稼働域という考え方をすると、または「関節」という目に見えるものに当てはめると
自分のやっている事業なり活動が何となくイメージしやすくなる。
稼働域を広げる。活動のストレッチをする。
限界が来たらイノベーションする。そしてまた稼働域を広げる。

堅実な成長にはそれ相応のやり方があり、
成長やイノベーションも、
上手くいくことが約束されている方法を取るので上手くいく。

そういうことも稼働域が上手くイメージ化してくれるのだな、と思う。

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