自分の強みを明らかにする松原靖樹のエスモーズ理論

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組成させる03〜蟻塚と月海のこと


【組成させる】
 01〜我が世
 02〜偶然を科学する
 03〜蟻塚と月海のこと
 04〜創発
 05〜トータルコンポジション
 06〜3つのTC(トータルコンポジション)
 07〜子供が成長し傷が勝手に治る(自己組織化)
 08最終〜存在連合軍


組成について。
「我が世を基準にする」ことを一話で、
「偶然を取り込む」ことを二話で書きました。

このあと数話で「偶然」についてもう少し詳しく見ていこうと思います。
今回は「採用、不採用」について。

とあるの砂漠にある蟻塚は
2メートルを超えるらしく、
上に行けば行くほど円筒が細くなる。

ピラミッドを長細く上に引っ張った形になる。

そして上に行けば行くほど頂上が南に10度傾いている。
どの蟻塚も示し合わせたように南に向かって傾いている。

これは日が南を通るとき、
頭頂部に陽を当てることで
蟻塚全体の温度が上がるのを防ぐ役割がある。
陽当たり面が大きくなれば温度が高くなる。
だから頭頂部の面に集中させて
全体の温度が上がるのを防ぐ。

さらに。
この2メートルを超える蟻塚は、
その塚を作りはじめてからできあがるまで
20世代かかる。

アリは知覚が6つしかないと言われている。
(6つしか物事を判断できない、と考えてもいい)

つまりアリは、
「ヘイユー!南に10度傾けると安全だぜ!」
とか
「オレたちは20世代もかかる歴史的建造物造ってるんだぜ」
とか
全然わかっていないし知らない。

アリのことを覚えてもらったままさらに違うハナシ。

スピリチュアル、という世界が僕のなかに否応なく入ってきて
資質の開拓も、訓練も、世界の理解もいろいろとやったけども
例えばその中にはこんなハナシもあった。

地球の海の水は月から放出された。
月は人工衛星であり、目的を持って地球に海を作った。
人が海や月を見て安心するのはそこに起源があるからだ。

と大雑把にまとめるとそういうハナシ。
もっと海水の量と月の質量の関係とか書いていた気がする。

そんなバカな、とはねとばすのは簡単だが
本当はそうかもしれない。
そうじゃないかもしれない。

【我が世】を【組成】すると考えるとき。
何を我が世に採用して、何を不採用にするか?ということが
自分の人生に大きな影響を与える。

採用するべきものと
不採用にするべきものがある。

蟻塚のアリは自分が何を作っているのか(20世代かけて家を造っている)
どう作っているのか(太陽の入射角に向かって造っている)を知らない。
同じように人間も、
もしかしたら3万年ぐらいかけて何かを作っているのかもしれず、
それをどのように作っているのか?を知らない可能性がある。

月が人工物で、地球の海と生命を作ったかもしれない。
そうではないかもしれない。

こういう「真実」や「摂理」は実のところ
【我が世】には何の関係もない。

知っていてもいいが不採用にしなければならない。

「自分」と「自分の人生は違う」と何度か言ってきているけども
「自分」に関わることも【我が世】とは関係がない。
二律で言えば「事実」と「現象」になる。どちらも必要ない。

「みんな」が関わっていること、世情や流行も
「知識・情報」が関わっていることも関係がない。

全部不採用の対象になる。

採用するのは人生に必要なものだけになる。
それは人間的な見方をすれば「本質」で、
自然的な見方をすると「理」になる。
(正確には「理」の中の自分の人生に影響を与える部分だけ)

【関連記事】
二律について。

本質というのは、本当に本当のこと。
人としての核心であり
これ以上分解しようのない本物の最小単位のこと。

解釈や人によっての考え方に左右されず
ウソが通じず許されず
人間のあり方を左右する根本的な源泉のようなもの。

理は自然界の森羅万象のなかで人間が知覚できる範囲のこと。
たまに【我が世】に影響する。

ちょっと難しいかもしれないけど
【我が世】に採用する基準は
「本質」と「理」だけ。

「真実」と「摂理」(←蟻塚や月の話)
「事実」と「現象」(←「自分」を生かすときに採用)
を採用すると【我が世】は濁る。

採用するものの多くは【偶然】の中にあり
偶然をよく観察して
採用するものと不採用にするものを分けなければならない。
分け方を間違うと人生に失敗する。
【我が世】作りにミスが生まれ、世界観が曲がる。

そのために、特に「本質」というのは何なのか?
ということを正しく知っていく必要がある。

ところが
本質はすぐに成果を生み出さなかったり
そもそも何かの結果を導かなかったりするので
多くの場合後回しにされたり、打ち捨てられたりする。
評価されなかったりするし、実益がなかったりする。

だから多くの人が【我が世】作りに失敗し
人生よりも自分を優先して
長い目で見るとうまくいかない、ギモンの残る生き方をすることになる。

視点を変えて修正し、
【我が世】の本質に合わせて自分を運ぶ習慣を身に付ける必要がある。

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