自分の強みを明らかにする松原靖樹のエスモーズ理論

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組成させる07〜子供が成長し傷が勝手に治る(自己組織化)


【組成させる】
 01〜我が世
 02〜偶然を科学する
 03〜蟻塚と月海のこと
 04〜創発
 05〜トータルコンポジション
 06〜3つのTC(トータルコンポジション)
 07〜子供が成長し傷が勝手に治る(自己組織化)(この記事)
 08最終〜存在連合軍


蟻塚の話を覚えてますか?
20世代かけて2メートルほどの
南に10度傾いた蟻塚をアリが作る話。

その蟻塚を人が、そとから外壁に穴をあけたらどうなるか。
付近のアリはすぐにその穴を埋める作業に入る。

誰かが示し合わせたわけではなく
アリにそんな力はなく
ただ自動的に修復作業を行う。
穴は閉じられる。

子供は、適切な栄養とそれを受け取る環境があれば
身体も精神も勝手に育つ。

どう育つかは個性と環境に依るが
誰かがコントロールしたりリードして子供が育つのではない。
ただ育つ。
細胞が増え、エネルギーの使い方が変化し
慎重と体重が拡大する。

蟻塚を身体に例えるなら
切り傷をしたとき、傷が浅ければ
放っておいても勝手に治る。
自然治癒の力がある。

こういうことは、
偶然、創発が受け身で影響を与えるのではなく、
トータルコンポジションの能動でもない。

自覚や知覚の外にある
しかし一定のルールを持ってひとつの方向を目指す
自動的なふるまいになる。

組成に関係しているこの自動的なふるまいを自己組織化という。
(創発の組み合わせによる必然に見えるがモノが違う)

自己組織化に受動はない。
能動である。

能動であるが、意思意欲はない。意識もない。
自動である。

しかも組成なので個人の働きではなく
トータルコンポジションの働きに関係する。
総合力が自動的に働くのが自己組織化である。

たとえばミツバチは
外に蜜を採りに行く部隊と、
巣でそれを精製する部隊に別れるが
もっと蜜を採る必要があると
精製部隊から密採り部隊に部員が割かれる。

密採りが増えると蜜が増えるので
当然精製部隊が必要になる。
自動的に密採りから精製が増える。

この過程を見れば、ハチがダンスをして調整していることがわかるが
誰も全体のバランスをちょうど良く部隊配分するよう
指示、コントロールしていない。
総合力が自動的に働く。

組成されたトータルコンポジションが
自動的なふるまい、働きをする。
それが何か?に注目し自覚しておくことを
【我が世】に組み込む。

知覚する。

自覚、知覚しても、自分で効果的に使うことはない。
自動だから。
ただ知覚する。
自分の人生がどのようなものであるのか?ということを
知っている者と知らない者の違いは

自分の人生を生きている者とそうでない者の違いになる。

【我が世】づくりを考えるときに
決して避けることができない大事なパーツになる。

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