自分の強みを明らかにする松原靖樹のエスモーズ理論

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聞くべき相手を探すということ


こちらは2010年02月19日に掲載されたコラムです。

人の意見がなぜ・・・・全然役に立たないのか?ということを、本気で考えている人は本当に少なくて、

だからいつも、気分のいいことを言ってくれて、味方になってくれる人の話ばかりを聞いてしまったり、

厳しそうな人や成功していそうな人の意見なら基調に違いないと耳を傾けてしまうことがよくあります。

よく批判的な意見や、否定的な意見をする人が多いのは、

自分が優位に立っていたい心理の表れであることがよくあり、

「聞く人は下、教える人は上」みたいな、何だよそれ?てき図式が頭の中にあるからです。

自分が優位でありたい心理の最も単純で、ひねりのない方法が相手を批判的否定的に見て、話すことで

知識やスキルが事実欠落している人は、そういう人を見て思わす凄いとか、正しいと判断してしまいがちです。

が、誰の経験則からも同じ答えが出せるように、

そういう人の意見やアドバイスでうまく行った試しはほとんどありません。

そのもっとも大きな理由の一つが、個性と特性の違いによるものです。

一言でいえば、人間が違うのだから、方法論で解決はできないということ。

自分と違う人に、自分と違う方法を聞くことは何の役にも立ちません。

なんだけど、そればっかり言っていると「結局聞いても無駄。聞かない方がいい」となってしまいます。

それもまた少しおかしな話なので、聞くときに考えること、みたいな見方を切り口にしてみたいと思います。

まず、自分を生かしてくれる人、自分を生かすことを知っている人に聞く、というのはオオアリな方法です。

というか、セオリーかな。

ほとんどの人は、自分の経験でものを語ります

知名度があろうがなかろうが、お金持ちだろうが貧乏だろうが、自分の経験で話す人がほとんどです。

聞き手である私を生かす方法ではなく、

自分の経験を話す人の声には耳を傾けない方が無難です。聞いても取りいれられないし、「違う」ものだから。

経験だけならまだしも、メディア情報そのまま伝えるような人や、新聞の論説を自分の意見と錯覚するような

話をする人も言うまでもなくダメ。

「あなたのことを思っている」とか「人の役に立ちたい」人の意見もダメです。

個人の欲求を満たしたいだけだから。

良い教師は、生徒のらしさを引き出し、伸ばそうとするものだと思いますが、

そういう人になら積極的に耳を傾けたいものです。

人に話を聞くなら、その前提として私という一個人を最大に生かすことを考えられる人を対象にすることです。

ところ変われば、内容も変わる・・・ということで応用的な考え方もあります。

例えば、新しいビジネスプランを検討するなら、身近で親しい人には意見を聞いてはいけません

身近で親しい人は、何かしら自分のことを思って意見をしてくれるはずです。

が、そのプランを必要としているお客は、お客自身のことを思うのであって、

サービス提供者である自分のことを思ってくれるわけではないからです。

自分のことを考えてくれるというだけで、聞いてはいけない相手・聞くべき相手が変わることがあります。

または、信頼を頼みにしてはいけないこともあります。

例えばブログ集客の専門家にブログチェックしてもらうときは、

その人がどんな人か人格や内面を見る必要はありません。

必要なのは、技術的・スキル的、経験的にブログで集客を可能にしてくれるかどうか?ということだけです。

信頼ではなく信用を重視して「聞くという行為」を行うこともあります。

内容が変わると、聞く対象者が変わる・・・ということは、その対象者がどんな信頼や信用を持っているか

知っておかなくては聞く際に適切かどうかわからないということになります。

恋人の誕生日に奮発して高級レストランに行くとして、何から情報を取ってくるか?というのはひとつの課題です。

ミシュランとザガット・サーベイでは、レストランを選ぶ基準が異なります。

ミシュランでは数名の専門家が覆面調査的にレストランを訪れ、自社基準で評価を下す。

ザガット・サーベイでは一般のお客さんが、公開基準に照らし合わせて数で評価を下します。

僕は完全にミシュラン不信、ザガット・サーベイ重視派ですが、

背景にある情報の何を重視するかは人によって異なります。

聞くべき相手を探すということは、聞くべき相手の背景を知る努力をするということにもなります。

聞くべき相手というのは必ず存在します。

自分という人間を生かす視点を持っている人、または

聞くべき内容に適切な情報や方法論(信用性)を持っている人

あるいは、その両方を兼ねている場合です。

ここに書いたことから見てわかるように、

気分がいいとか、自分のことを思ってくれるとか、

賛同してくれるとか、厳しい指摘をしてくれるとか、

いいところ言ってくれるとか、悪いところを教えてくれるとか、

そういう気分主体で話に耳を傾けてしまうと、持ちあがるのは気分だけとなります。

気分が重要な場面もあると思うけども(失恋直後とか?)

実際に自分の人生をうまく組み立てようと思うのなら、ここに書いた3つのポイントに注目するといいと思います。

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