自分の強みを明らかにする松原靖樹のエスモーズ理論

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能力はなぜ身につけるか?~スキルは誰のためにあるのか?を考えてみること


強みを扱っていると、どうしても基本の基本として強み能力の違いを知ることになります。

簡単に言えば、強みは「できてしまう」こと。

能力は「できる」こと。

能力の「できる」というのは、努力と訓練によってできるようになったことです。

強みの「できてしまう」というのは、なぜだかいきなり人よりもうまくできてしまうことです。

能力には、箸でご飯を食べるとか、キーボードをスラスラ打てるというような生活に密着したものもあれば、

登山家なので山登りとサバイバル技術に優れている、みたいな特殊なものもあります。

身近でも特殊でも、能力はすべて社会適合するために身につけます。

言い方を換えると、社会にうまく適合するための技術が能力だ、ということです。

能力はまず、教育で体系的に身につけていきます。

漢字を覚えるとか、掛け算ができるようになるとか、そういうのはすべて社会をうまく泳ぐための技術。

その証拠に?中学、高校と進学すると美術や音楽の時間はどんどん削られていきます。

(といって残った教科が社会的に必要かどうか超ギモンだけど・・・)

社会人になっても営業スキルを身につけるとか、カラーセラピーを習得するとか

そういうスキル習得するのは「ある一分野で自分の身を立てるために必要な技術」を得るために行われます。

(ところが問題なのは、その分野が自分に適しているかどうか分かってないところなんだよ・・・)

ということはつまり、スキルは何のためにあるのかというと

その分野では最初からうまくできない、むしろできない、結構できない人が

「これさえ修得すればあなたも結構基本のスタイルまではできるようになるから覚えなさいね~」という

そもそもできない人のためにあるということです。

もう少し厳密に言うと、

スキルはそれを生み出した一部の天才と、後に続くその才能に劣っている人のためにある、ということです。

スキルを体系化する人は、必ず「みんながうまくできるようになる。うまく広がる」ところを狙って作るからです。

じゃあ、スキル(能力)よりも強みを生かすべき?というと必ずしもそういうことではありません。

強みは社会性を問わないので、社会でやっていくために全く役立たない強みもあったりするからです。

スキルがいくら、最初からうまくできなかった人のためにあるといっても、

それさえ修得していればめちゃくちゃ自分をうまく運ぶ!というものがあります。

つまりは、スキルには習得の順番があるということです。

希望や欲求、やりたいことや楽しいことではなく(趣味ならいいと思うけど)

強みや自分自身の特性を有効に生かすものから身につける、ということ。

もうひとつ。

そのスキルはなぜだかめちゃくちゃ伸びる!という才能のあるものから身につける

どちらをやるにしても、

根本的に自分がどのようなものを持った人なのか?ということを知らなければ採用は難しくなります。

最低限強みを知っておけば、それを生かすための能力は磨かれます。

一歩踏み込むなら、過去身につけた能力の中でいともスムーズに習得できたものをピックアップして、

共通傾向や特徴を探ってみる。

その路線でまだ習得できるスキルがあれば、やってみるといいと思います。

無作為、ランダム、希望、欲求、こうなりたい自分・・・などで能力を身につけても時間の無駄です。

長い目で見ればそれもありだとは思うのだけども(むしろ積極的にやった方がいいと思うけど)

社会適応・・・仕事とかコミュニケーションとか、を考えるのなら自分を生かす能力に注目した方がよさそうです。

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