自分の強みを明らかにする松原靖樹のエスモーズ理論

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自分を実験台にするほど確信は高まる


情報を蓄積して知識として発揮すると、頭のいい人に見えます。机上の論理というやつ。

例えばこういうのって健康オタクが一番わかりやすいんだけど、

マクロビとかナチュラルハイジーンとか、ともかくスキルを学んで(学ぶのは全然OK)

それを取り入れて(取り入れるのはOK)

その通りに試してみる(のももちOK)

でも、それだけ。

そのスキルを習得したら、大体2つのパターンに分かれてしまって

ひとつは、その道こそ素晴らしい。これこそ革命だ!なぜなら「ほら見て!」こんなに変ったから・・・と、

信者になるケース。

もうひとつは、もうこの道は十分に知り尽くした。しかしもっといいものがあるに違いない、私には向上心がある、

ということで次から次へと新しい方法を習得する、渡り鳥症候群になるケース。

どちらも情報と知識に踊らされているだけなのに、

正しい理由があるためにそれになかなか気がつかないケースです。

正しい理由、というのは

実際に体調がいいとか、健康になったとか、理屈が通っているとかそういうこと。

なぜそんな結果になったのか?というと、正しいものをやったからという根拠。

これがですね、とてもキケンなのですよ。

触るな危険!!

ビジネススキルでも同じことがいえて、正しい理由のある情報や知識でダンスしている人はものすごく多いです。

たぶん精神世界も一緒。

なんでキケンなのかというと、これはとっても簡単な理由があって、

外の世界の情報で自分を立てようとしているのであって、

自分自身が持っているもので自分を立てようとしているのではない、から。

カンタンでしょ?

もちろん、知らない分野や新しい試みをするときは、

外の世界の情報に頼るわけです。

それがどんな情報に頼るのかというと、

概ね自分に一致するであろう情報に頼るわけです。

今までの経験と見聞きしたものを総動員して、自分がこれから行おうとするものに

なるべく一致しそうなもの・・・その時点で一番確率の高いものを選ぼうとします。

何かブロックなんかがあって、失敗している自分を認めたくない人なんかは特に、

最初に選んだもので成果を出したと思いたいし、

今までの前提が悪すぎた人なら、何を取り入れても大幅改善するから

これまでと改善後のギャップに感動して「これこそは!」と思いこむことも本当によくあります。

ま、うまくはいっているのだから、ひとまずはいいのだけどね。

短絡的であって、全然本質的じゃないわけです。

理屈でいうと、たまたまうまく行ったか、うまく行ったと思えただけであって

自分にとってベストな方法であるかどうかは全然別問題として残っているわけです。

が、この自分にとってベストかどうか?をやりはじめるのを人は避けます。

ほとんど、と言っていいぐらい多くの人が、

明日成果ください・・・と思っています。

思っていなくても、そういう基準に基づいて行動しています。

でもって、そんなうまい話はまぁあまりなく、

「本当に明日成果を出した」と思いたい錯覚だけがあるんだけどね。なかなか気がつかない。

この錯覚したい気持ちは本当に強くて、

正しい理論を掛け算すると、情報と知識に踊らされる自分が完全に完成します。

自分で自分の軸を中心に進めるとこういうことは起こらなくて、

知らない分野、新しいことをじゃあ一体どういうふうに進めるのかというと、

自分を使って人体実験をするわけです。

実験結果によって、自分にとって良いものと普通なものと悪いものを選別していくやり方です。

この間、個別コンサルで一緒になった方が、

マクロビでは、生が体を冷やすということになっているけど

私の場合はむしろ全然温かくなるんですが?

みたいなことをおっしゃっていて、

理論先行、正しいものに流されるんじゃなく、自分を軸にするというのは試してみてどうか?を問うことです。

問い続けること。

僕の知り合いに、僕が使っているシャンプーを勧めたら「全然よくない」とか言われる。

当然そういうことはあるわけですね。

で、他の方が勧めたシャンプーを使い終わってから「もう1回使ってから判断する」と言うわけです。

僕自身も、「男性はたまに肉を食べた方がいい。ただし生で」と言われたら

これまで全然肉を食べない生活をしているのに、一度やってみようと思う。

男性にいいということは、論理的にいいということかもしれないけども、

自分にとって本当に良いかどうかはまだわからない、ということです。

いつ分かるのかというと、自分を実験台にして観察した時に分かる

つまりは、最初から

理論や正しいと認められていることと、自分にとって適切であることとはよく一致しない

というスタンスで、それを理解した上でやってみるということです。

個別コンサルやセミナー活動をしていてよく聞くのは、

今の仕事をどうしてやったのか?という質問に対して、

これが私を変えたから・・・という答えなんだけど

これが結構キケンな考え方だったりするわけです。

特に専門職の方は、専門家シリーズ?でも書いたけど、

そのジャンル分野に捉われれない方がいいし、視野を広げた方がいい。

私を変えた多くのスキルや技術、情報や知識は、

前提にうまく行ったと思いたい心理と、これまでの現状が悪すぎて何をやっても改善された

というような現実がよくあります。

たとえ、どこの治療師に見てもらっても治らなかったものが、ここでは治った!だとしても同じ。

その治療師が根本的に合う人と合わない人がいます。

例えばこういうその道のエキスパート をよく見て(読んで)ほしいんだけど、

自分を実験台にすればするほど、知識と情報を広い角度から入れれば入れるほど、

発言はほぼ必ずと言っていいほど

「ひとつの方法に縛られないで」という緩やかなものにならざるを得なくなります。

(といって、あれもこれも手をつければいいとは言っていない)

結局「人によって違うから実験した方がいいんじゃない?」というニュアンスのことを言うようになる。

幅が狭い人は幅が広い人から何を学んだ方がいいかというと、

狭い幅が世界の中心ではない、ということです。

幅の広い人を見て、それが分かる。

自分を実験台にして繰り返してベストを探ることでそれができるようになる。

こういう2ステップで物事に挑むことができる人が、

つまりは自分を知ってうまく歩いている人なのだと思うわけです。

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