自分の強みを明らかにする松原靖樹のエスモーズ理論

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行動が問題を悪化させる症候群


こちらは2009年10月15日に掲載されたコラムです。

行動力がある人が、僕のセミナーや個別コンサルによく来てくれます。

そもそも行動力がなければ、いちいち足を運んでくれないではないか!・・・という至極まっとうなツッコミはさておき、

行動力のあるほとんどの人が、行動力によって問題を悪化させています

本当によくあることなので書いておこうと思いました。

早い行動や、確実な行動、継続的な行動はどれも素晴らしい才能だとされている傾向にあります。

僕もそうだと思います。否定なんかしません。

なのですが、その行動力をモロ発揮するときがどんな時なのか?ということに注目してみると、

決まって不安や恐れが背景にあったり、なにかの問題を抱えているということが多いのです。

特に注目したいのは、マイナスの感情(不安や恐れ、悲しみ、怒り、苦しみなど)を持っているときのことです。

例えば、失恋をした時に仕事に打ち込んで忘れようとしたことはほぼ誰にでもあると思います。

事実仕事に打ち込むと、痛い思い出をその間は忘れることができます。

打ち込むので仕事の成果も上がり、評価も高まります。疲れて帰るので安眠もできます。

安眠できたので、次の日また仕事に打ち込んで成果を出し、疲れてまた安眠できます。

こうして(ある意味)うまく行くサイクルができてきます。

これはマイナス回避のパワーによって成果を生み出す一例ですが、

心理の後ろ側にあるのは、負の感情を避けるための行動です。

負の感情を避ける行動は、時にとても強い力とあり得ない成果を生み出すことがあります。

ただ、負の感情を置き去りにして蓄積しているというだけのことです。。。

置き去りにされて蓄積された負の感情は、心に巣食います。侵食します。

その感情を振り返ったり、直視したりするのは嫌なので、ますます行動に励むようになります。

こうして行動に励むことで成果を生み出すスパイラルが強化されます。

同時に、蓄積された負の感情を避ける意欲も強化されます。2つは対になっています。

避けて避けて避けまくると、負の感情は増幅します。

ということは、行動力によって成果を生み出すことができる人だ、ということでもあります。

このパターンが定着・強化されると、

自分が行動する基準が、負の感情を避けるためのものになってしまいます。

それが最も成果を生み出すからです。

負の感情を避けるための行動は、成果を見ると素晴らしいものですが、

自分を中心にしてみると、いつまでも満足や充実を感じさせない疑問進行形になります。

負の感情を避けることを目的にしているので(と言って、関係ない行動によって負の感情は解決しない)

自分自身にとって本当に喜ばしいものを生み出すわけではないからです。

マイナスの解消の行きつく先は、いつも必ず「ゼロ」です。

行動力があると自他ともに認め、しかしいつも「このままではいけないのではないか?」と疑問を持っている

ほとんどの人に、このパターンが当てはまります。

そういう時は、行動をやめて自分の感情を直視するしか方法はありません。

これまでと同じ基準、同じ行動をしても、成果が促進されることはあっても(実際よくある)

自分の内面の充足が満たされる日はまるでやって来ないからです。

この状態にある人は、よく「成果を生み出す自分」を評価の対象にします。

が、よく考えてみると、成果を生み出すなんていうのはごくごく当たり前のことです。

「成果を出したどうだ!」というほどのものではなく、「うまく成果を出せて良かった」というほどのものです。

自分で自分に、本当に評価すべきは、自分らしく幸せでいますか?ということであって

それは必ずしも成果云々とは関係がありません。

成果出さなくても自分らしく幸せにいられる人が実際にいるからです。

行動力を発揮しまくる、ということはときに負の感情に目をつむることで問題を悪化させます。

良かれと思って悪化させます。

良かれと思って、どんどんこのままでいいのか?スパイラルを生み出します。

ただひたすら行動せず、ただ生産性なしに悩み続けることが、

長い目で見ると実は本当に必要だということもあるわけです。

結局は自分の内面を直視できるかどうかということになるかもしれませんが、

それをできる、できないが、前提としての大きなわかれ道を作るということは間違いなさそうです。

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