自分の強みを明らかにする松原靖樹のエスモーズ理論

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裏切り(密室)の心理学(殺人事件)~幸せ系の仕事術57


裏切りの心理、というものがあります。

共通認識のあるグループに属しているメンバーが、
その共通認識と反することをしたり、別の物事に手を出したとき、
グループ視点でその個人のことを裏切り者と呼びます。

裏切りは多数から少数に向かって起こる現象のことです。

グループから見て個人(少数)が裏切るときに決まって起こることは、
個人(少数)側がグループの共通認識とは違う「変化」を起こしたときです。

変化」はほぼイコール「裏切り」と同じ意味だと思って構いません。
変化のない裏切りはありません。

あの人変わったよね」という発言を聞いたことがある人も少なくないと思いますが、
この言葉には「あの人、私たちの共通認識をはみ出していらぬ変化をしたよね」
というニュアンスが含まれます。

これが裏切りの心理学です。

そういう意味で共通認識のあるグループというのはある意味密室です。
この密室で必要なことを学び、仕事をし、
毎日幸せでいる分には何の問題もありません。

ところが、「もっと仕事を良くしよう
効率や改善ができるんじゃない?
どんどん仕事が楽しくて、おもしろいからついやってしまう
となったときにも「裏切り」は起こります。

これまで閉塞的で、
さほど一生懸命働かない人で職場が作られていたとしたら、
一人だけ元気に、精力的に仕事をするというのは
グループから見た裏切り行為になったりします。

なぜそんなに仕事を楽しくするのかというと、
それが幸せ系の毎日のあり方だからなのですが、
幸せ系でない人にその理由は通用しないことがあります。

とにかく今までの体制を守れ!」と拒絶反応を示されることもあります。

幸せ系は幸せであるために、自分が知らずのうちに成長を試みていることがあります。

成長しようとしてやっているのではなく、
仕事が楽しいからつい上手くやってしまう・・・・・という場合です。

そして、「成長」はいつも必ず「変化」です。
グループにとって「変化」はイコール「裏切り」です。

幸せ系が自分らしくやるということそのものが、
グループの暗黙の方針に反し、
幸せ系が重視する人間関係を崩してしまう可能性があります。

気持ちよく仕事をすることと、
人間関係を円滑にすることの狭間で苦しんでしまうことがあるのです。

上手くやることを考えるのなら、
人間関係を崩さない自分らしい仕事から打ち込むこともひとつの手です。

しかしおそらく、そういう目先の対応は長続きしません。
少し長い目で見て、幸せ系の仕事術を駆使していくのなら、
自分と心を通い合わせる変化や成長を恐れない人との
人間関係を築いておくことです。

共に歩み、苦楽を分かち合い、心が通じ合う人が一人でも二人でもいれば、
仕事も人間関係も両立できます。
その人数が増えていけばますます幸せ度がアップします。

密室に縛られてどう調整しようかと考えるのではなく、
自分のあり方が素晴らしい「幸せ系グループ」を作るように働きかけることを
意識するのです。

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