自分の強みを明らかにする松原靖樹のエスモーズ理論

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千式

【千式】安定しない 0657

安定しないということは、今まだ「どうにかしなければならない」ということを指す。通常の力で安定が取れないということは、通常ではない何かの手段で安定を導く必要がある。それが出現する未来になる。また、マイナスの回避ではなく安定している場合にも同じことがいえる。安定しているだけでは衰退する方向に漫然と向かう。安定がダメなことは何か。安定のせいで寿命が縮まっていることは何か?安定があるために心が腐ってきてい……続きを読む
366文字 | 読了1分 | 投稿日2015年8月16日

【千式】個性がさせる 0658

自分が生み出せる未来は個別化されている。しかも人の視点(成功や幸せ)がない。視点がないだけではなく、明確な基準やゴールがない。だから未来に取り組む人はほとんどの場合で理解されない。なんなら、自分でも理解できない。なぜこんなことをやっているのか、これがどこに向かっているのか、このことに意味があるのか。自分でさっぱりわからない。だがやっている。誰かと同じようなことをやるのではなく、心理の状態によってや……続きを読む
355文字 | 読了1分 | 投稿日2015年8月16日

【千式】聖餅 0659

個別化された未来は再現性がない。再現性がないものの中には相関性すらないものがある。例えばキリスト教の洗礼で用いる聖餅は、時代が変わってオブラートとなった。オブラートは菓子を包むように使われていたが、粉末の薬を包む専門の道具となった。そのオブラートをスペインの伝説のレストランエルブリが料理に使った。聖餅を生み出した人はこの流れや用途を予想できなかったはずだ。これが出現する未来になる。文化として聖餅を……続きを読む
487文字 | 読了1分 | 投稿日2015年8月16日

【千式】成果による自分殺し 0660

可能性を追い、未来を作るのなら、成果(つまり成功と幸せ)から離れなければならない。成果は何かで必ず生まれるがそれを予測や想定することはできない。できることは個別化された未来を生み出すには、「自分の場合これだけはパーツとして必要だ」というものを揃えることだけだ。そこにトライしているとき、成果に長けている人や縛られている人が否定や忠告をしてくることがある。それを採用すると未来は死ぬ。誰にも個別化された……続きを読む
538文字 | 読了1分 | 投稿日2015年8月16日

【千式】メインサイド 0661

641~660まで「個別化された未来」について書いた。ここから「小説・メインサイド」を書く。東京都と埼玉県の間を流れる荒川を、埼玉側に越えると小さな戸田市があります。私はその戸田市にある病院のある一室に入院しています。自分でもわかっていることですが、余命も短く、特にやることもないので私自身の78年の過去を、ひとつひとつ振り返ってみようと思いました。比較的恵まれた人生だったのではないかと思います。な……続きを読む
570文字 | 読了1分 | 投稿日2015年8月17日

【千式】父の仕事 0662

1話目はここから私は埼玉県南部のとある小さな酒蔵の娘として生を受けました。生家は裕福ではありませんでしたが、とりたてて苦労や貧乏をした記憶はありません。父は大きな手をしていた記憶があります。職人さんが数名出入りしていました。父はうまくやっていたようですし、母は職人さんたちによくお茶を入れていたのを覚えています。私は父のことが大好きで、少しでも気に入られようと思って、よく酒蔵を遊び場にしていました。……続きを読む
609文字 | 読了1分 | 投稿日2015年8月17日

【千式】みっちゃん 0663

1話目はここから尋常小学校に上がってすぐ戦争がはじまりました。父と4人いた職人さんのうち3人が兵隊として外地へ出征し、うち無事帰ってきたのは父だけでした。戦時中は食料不足などがありましたが、私はそんなにお腹を空かせたという記憶はありません。戦地で亡くなった職人さんの娘さんで、同い年にみっちゃんがいました。幼少の頃からよく一緒に遊びましたし、笑いあった仲です。みっちゃんは空襲で母親も亡くしてしまいま……続きを読む
574文字 | 読了1分 | 投稿日2015年8月17日

【千式】上京 0664

1話目はここから私の故郷は美しいところでした。家業の酒蔵も戦後細々と復活しはじめていまいた。戦争で男性が多く亡くなったので人手が足りないこともあり、私は18のとき、父のお酒の卸を行っている東京の会社に送られることになりました。女性が前に出て働く時代ではなく、細々と事務仕事やお掃除を行っていましたが、私にとってはとても楽しいときでした。ちょうど高度経済成長と呼ばれる時代に入り、東京はとても活気があっ……続きを読む
474文字 | 読了1分 | 投稿日2015年8月17日

【千式】結婚 0665

1話目はここから正也さんは東京でお酒を販売する会社にお勤めの方でした。私の勤務する会社に取引で来られ、何度かお会いするうちに告白をしてくださいました。私たちはすぐに恋に落ちました。よく上野公園に行き、食事を共にしたことを今日のことのように思い出します。特に喧嘩をすることなどもなく、それから2年が過ぎた21歳の年にプロポーズをされました。それからはトントン拍子で事が運びました。当時の男性は誰もが毎日……続きを読む
563文字 | 読了1分 | 投稿日2015年8月17日

【千式】倒産 0666

1話目はここから恭子を生んだのは雪の降り積もる寒い日のことで、東京中の交通が麻痺してしまい、正也さんが駆けつけてくださったのは翌日の朝のことでした。恭子は本当に手がかからずすくすくと育ってくれました。好き嫌いでわがままを言うこともなく、学校でも成績が良い方で人当たりも上手でした。親としてこんなに安心なことはありません。それから3年後、勝也を身ごもったときに正也さんの会社が倒産してしまうという事件が……続きを読む
542文字 | 読了1分 | 投稿日2015年8月17日

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