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wantとmustはワンセット ~今年3月のメルマガから

3月に発行した定期メールマガジンのコラムから抜粋です。すごい長文です!

wantとmustはワンセットについて書いてます。

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今回セミナーツアーを行って、お客さんであるみなさんの声によく耳を傾けて

あまりに多く、あまりに間違っている上に、あまりに引っ掛かったこと。

それは「~したい」ということ。

もっというと、「わくわくする」「楽しい」ことを基準にするパターンでした。

末恐ろしさを感じたので、詳しく書きます。

ブログではそこまで書かないというところまで書きます。

「~したい」を基準にすることの怖さにはいくつかの視点があります。

必ず”must”とワンセットになっているということ

「~したい」「ワクワク系」「楽しいこと」は全て欲求です。

その欲求はどこから湧いてくるのかというと、抑圧から生まれてきます。

平たく言えば「まだ手にしてないから欲しい」という状態があるということです。

なぜ「まだ手にしていない」状態があるのかというと、

それは自己啓発などでよく言われるように、

自分に可能性がないと思いこんでしまっているからです。

外の世界のせいで身動きが取れない。思い通りにならないという

思い込みがあるからです。

そういう人にとっては「したいことは何ですか?」という質問は有効だし、

状況を打開することに役立ちます。

これまで属していた世界観が「must」・・・「物事は~しなければならない」

決まっているという世界観だったからです。

自分では選べない。

会社や社会や人間関係でそう決まっているから「しなければならない」

世界に属しているから、「したいことは何?」という質問は

その堅い壁を打ち崩すヒントになるわけです。

   つまり、前提に”must”がある、ということです。

「したいこと」を問い続けるということは、

そして行動の基準とするということは

つまり、ほぼ必ず裏側に

   “must”がある

ということなのです。

身動きできない、思うようにならないという前提があるということです。

その意味で”want”と”must”はワンセットなのです。

なぜなら、【思うようになっている人】はわざわざ「~したい」「楽しいこと」

などと言う必要がないからです。

そういう人が使う言葉は必ず。

   「~する」

   「~している」

という言葉を使います。

あるいは、そんなことをいちいち言ったりはしません。あたりまえだから。

すでにやっているしできるのだから「~したい」という

言葉を使うことは『絶対に』ありません。

「それは本当にしたいことですか?」「やっていてわくわくしますか?」という

質問に答える術がないのです。

   してるし、できてるし、できるから。

「~する」ということは、楽しくないこともわくわくしないことも含むわけです。

考えてみてほしいのですが、

私たちが「~したい」と言うとき、ネガティブ面を想定するでしょうか?

それができるかどうかを検討するときは、できない理由が出てくる場合が

あるかもしれないけども「ディズニーランドに行きたい」というとき、

ディズニーランドで起こる様々な「リスクを検討に入れる」わけがありません。

と言って、実際に行った時にスペースマウンテンで大酔いしてふらふらに

なることもあるわけです。(実話・・・)

楽しいか、わくわくするかではなく、実際に行っている人にとっては

その場、その瞬間を味わっているかどうかということになるはずです。

ふらふらも含めて思い出や経験になるからです。

「~したいですか?」はできない人、できていない人の言葉で、

その前提には”must”によって身動きが取れない状況があります。

“must”と”want”はワンセットです。

「したいこと」「楽しいこと」「ワクワクすること」が口癖の人は、

まずそれをやめることから始めないことには、

結局のところ自分で自分を縛って動けない前提を手放すことができません。

「~したい」は欲求です

「したいこと」は僕も大切だと思います。

でもそれは単なる欲求です。

自分の気持ちを大切にすることは僕も大切だと思います。

しかし現に、それは物事として「欲求」です。

ビジネスだとわかりやすいのですが、自分が売りたいものを売ってみると

往々にしてそれは売れません。

相手が欲するものを用意したとき、往々にして努力なしにそれは売れます。

にもかかわらず、多くの人が自分の売りたい商品を売ろうとします。

こだわりがあるとか、本当にいいとか、その道の経験があるとか、

大手企業よりも上手にできるとか、とにかく何かしらの正当な理由を

つけようとします。

そして失敗します。

売りたいというのは欲求です。

売れるというのは事実です。

その事実の成果は自分が決めるのではなく、外の世界で決まることです。

この場合はお客(外の世界)が成果を決め、事実となります。

やりたいことをやる。売りたいものを売るというのは、単なるワガママです。

自己中心で自己満足です。

スーパーのお菓子の棚の前で「買って」と泣き叫ぶ幼児とやっていることは同じです。

現実を作るのは事実の積み重ねです

事実は外の世界の成果によって決まるので、外の世界の成果を積み重ねることが

つまるところ自分の周りに起こっている現実を作るということです。

ということは、現実を作るためには

やりたいことを軸にした目標設定やプランニングやビジョンを作ることではなく、

   成果をもたらす外の世界が何なのかをよく知って、

   その世界が自分に求めるものは何か、

   それに応えるにはどうしたらいいかを知ることです。

ビジネスで言えば、お客の声に耳を傾ける、ということです。

「知る」というのは聴く、観る、体験してみる、

逆の立場になってみるなどということを含みます。

僕は「聴く」ということを一番重視していますが、

そうでない場合もあるかもしれません。

「したいこと」「わくわく」を重視する人は、欲求の人です。

に対してうまくできている人は成果から事実を、

事実から現実を積み重ねる人です。

これひとつ取っても、「~したい」を軸にしていることの間違いがわかります。

現実を自分の目でよく確かめることです

「したいことをやろう」「ワクワク系で行こう」を推奨している人は

本当にうまく行っている人でしょうか?

よく観察してみてほしいのです。

そうすると、本当にうまく行っている人は何人かに1人しかいないことに

気がつくはずです。

その何人かに1人は、キャッチやわかりやすいアピールポイントとして

それらの標語を使っているか、成功実例として集客上便利なので使っている

という人がほとんどのはずです。

事実うまく行ったのは、全く別の(たとえば強みなど)にあるのです。

もう一度言いますが、自分の目でよく確かめることです。

「実際に」そうであることがわかるはずです。

便利な言葉や、そうと信じればうまく行くことに対して

多くの人が「自分では確認せず」、その情報の言うがままに知識を更新して

それが正しいと認識する傾向にあります。

素直であることや受け入れることと、自分の頭で考えることは両立します。

自分の頭で考えない素直さは、たんなる怠け癖です。

自分の頭で考えない受け入れは、ただのバカです。

そしてもっと言えば、考えるだけではダメなのです。

自分の目で現実をよく確かめる、『ひと手間、ふた手間をかける』こと。

本当のところはどうなのかということを確かめる習慣を持つことが、

自分で自分の道を開くことに役立つということです。

厳しいことを書きますが、ただ単純に「したいことをやろう」とか

「目標設定をして落とし込む」

「紙に書いて貼る」

「フォト・リーディングで速い情報を得る」

「マインドマップを身につけることで整理できる」

というような、

いわゆる世の中でよく言われていることをただ受け入れている人は、

残念ながら3年後も5年後も同じことをやり続けているでしょう。

スキルは身についているかもしれないが、やっていることは同じ。

むしろ僕が観察しているところでは、それが正しいという正当化の理由を探して

ますます頑なにその姿勢を守ろうとする人が多い傾向にあります。

スキルはあくまでスキルです。

自分の人生は自分で考えて自分で決める。

柔軟で素直でありながら、『ひと手間、ふた手間をかける』ことを厭わない。

「したいことをする」を基準にしない。

「したいこと」はよく考えた上で、

自分が今日作れる道筋は何か?それを行うためにはどのようにすればいいか?を

考える人が、結局は今日を軸に明日を作ることができる人です。

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